部員11人の京都八幡、7イニング制“味方”に逃げ切り勝ち エース福野が3失点完投

[ 2020年7月11日 15:15 ]

夏季京都府高等学校野球ブロック大会   京都八幡4―3花園 ( 2020年7月11日    あやべ )

3失点完投でチームを勝利に導いた京都八幡・福野
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 7イニング制のルールを味方に付け、堂々と逃げ切った。京都八幡が1985年夏の甲子園大会に出場経験がある花園の、追い上げをかわして勝利。安斎祐真主将(3年)は「7回でも9回でも、野球は野球。自分たちのペースに持ち込めた」と胸を張った。

 0―1の初回2死二、三塁、5番・長島慶悟捕手(3年)の左前2点打で逆転し、3回にも2点を追加。技巧派左腕の先発・福野大治投手(3年)が打たせて取る投球を徹底し、7回3失点で投げ切った。主将は「全員で一丸となって勝つことができた」と笑った。

 選手層の薄いチームに今大会限りのルールは「吉」と出た。部員は11人で控え投手はいない編成。岸田一等監督(31)は福野に「全てを任せています」と言う。エースの投球数は106。疲れが見えてくる頃に試合は終わった。「10回やったら6回負ける。そのうち3回はコールドだ」とナインを鼓舞し、試合へと送り出した指揮官。「相手の踏ん張りが出てくる2イニング。(9回なら)絶対に負けています」と胸をなで下ろした。

 11人の部員のうち8人が3年生。監督は「大会に出られる最後かも知れない。今年の子達はそういう思いもあったかもしれない」と言う。部員が集まらなければ、新チームからは連合を組む可能性もある。主将は「みんな個性が強いからケンカもいっぱいした。でも、その個性の強さを接戦で出すことができた」と笑う。8人の個性派がまとまる京都八幡の夏は、まだまだ終わらない。

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