ソフトB・津森、史上初の悲運…スクランブルのプロ初登板、1人目の打者に満塁被弾

[ 2020年6月22日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク1―5ロッテ ( 2020年6月21日    ペイペイD )

<ソ・ロ>2回無死満塁、井上に満塁本塁打を浴びる津森(撮影・岡田 丈靖)
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 緊急発進で史上初の悲運になった。ソフトバンクはロッテに2連敗。15年以来5年ぶりに開幕カード負け越しとなった。先発の二保旭投手(30)が2回に危険球で退場。無死満塁でスクランブル登板したルーキー・津森宥紀投手(22)が、史上初めてプロ初登板で満塁本塁打を被弾した。打線は12残塁と決定打を欠き援護できなかった。

 0―0の2回にアクシデントが起こった。初回を3者凡退に仕留め、上々の立ち上がりを見せた二保が、無死一、二塁から中村奨の頭部に死球を与え、わずか26球で危険球退場を宣告された。

 緊急登板となったドラフト3位ルーキー・津森が、プロ初マウンドで迎えた井上に満塁弾を浴び、重苦しい展開となってしまった。初登板投手がいきなりグランドスラムを打たれたのはプロ野球史上初。工藤監督は「当ててしまったことは申し訳ない。(津森は)ああいう状況で行かせてしまったので。ノーアウト満塁は考えていなかった」とショックを隠せなかった。

 津森は一発を許したが、その後は立ち直り、5回の先頭打者・荻野まで打者計13人に対し3安打1失点の好投を見せた。自己最速タイの149キロを計測するなど、ロング救援で61球を投げた新人右腕は「(肩は)つくっていなかった。突然だったが、思い切っていこうと思った」。死球後にブルペンで5球を投じ、マウンドに上がり「ホームラン以外は良かったと思う。自分の投球ができた」と、意外な形で回ってきたデビュー戦を振り返った。

 背中の張りのため、2試合連続で上林がスタメンから外れた打線は9安打を放ちながら、12残塁と決定打を欠いた。開幕カード3連戦では計5得点。工藤監督は「ヒットは出ている。後はつなげるだけ」と好機での一本を求めた。昨年3敗を喫した美馬に5回までに7安打を浴びせながら、1得点に終わった。

 23日からはメットライフドームで西武との6連戦。工藤監督は「スタートでつまずいた形になったが、次に取り戻していけば、まだまだ。切り替えて自分たちのやるべきことをやっていく」と巻き返しを誓った。

 ▼ソフトバンク・二保(2回無死一、二塁で犠打を狙った6番・中村奨への頭部死球で危険球退場)シーズン最初でしたが、普段と同じ気持ちでマウンドに上がることができました。バントの場面は厳しいところを狙い過ぎました。中村選手には本当に申し訳ないです。

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