広島・守護神「スコット」に決定 佐々岡監督が明言 練習試合で6回零封の安定感

[ 2020年6月12日 05:30 ]

<広島練習>キャッチボールするスコット(撮影・奥 調)
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 懸案の一つに答えが出た。阪神との練習試合が降雨中止となった11日、広島・佐々岡監督は勝ちパターンの9回について「今の段階ではスコットで考えている」と初めて明言した。

 指名された新助っ人は冷静だ。「シーズンの役割の話はしていない。チームが決めること。中継ぎとして、任されたイニングを投げ切ることを心掛けたい」

 今春オープン戦は登板6試合で防御率3・00、練習試合も同6試合に投げて6イニングを零封。DJジョンソン、フランスアとの守護神争いを終始リードし、安定感がキラリと光った。

 「いかなる場面でもストライクが取れ、四球が限りなく少ないゾーンで勝負できるのがクローザーの資質。スタミナも必要だ」

 スライダー、ツーシームを低めに集め、バットの芯を外して打ち取るスタイル。それでいて奪三振も少なくない。南ア出身の右腕がロングヘアをなびかせて勝ち試合の9回をスマートに締める。(江尾 卓也)

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2020年6月12日のニュース