開幕投手12人が最終調整で持ち味発揮 日本ハム・有原は5回無失点 巨人・菅野は9奪三振

[ 2020年6月12日 21:02 ]

<練習試合 巨・日>力投する有原(撮影・森沢裕)
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 プロ野球の開幕を1週間後に控えた12日、各地で行われた練習試合では、各チームのエースと言われる開幕投手が先発した。本番前の最後の調整登板となるだけに、各々がテーマを持って臨むマウンド。結果では計れない要素はあるものの、まずは各投手の結果を振り返ってみた。

大瀬良6回6安打3失点(7三振、1四死球)
東 浜3回1安打0失点(3三振、1四死球)
有 原5回4安打0失点(2三振、1四死球)
菅 野5回6安打2失点(9三振、0四死球)
則本昂5回5安打1失点(2三振、0四死球)
石 川4回2/3 3安打2失点(5三振、5四死球)(ヤクルト)
ニール5回8安打6失点(1三振、3四死球)
石 川4回10安打8失点(6三振、0四死球)(ロッテ)
今 永5回7安打3失点(8三振、0四死球)
大野雄5回11安打6失点(4三振、0四死球)
西 勇5回6安打1失点(7三振、2四死球)
山 岡5回4安打2失点(3三振、3四死球)

 意外にも、無失点で終えたのは、ソフトバンク・東浜と日本ハム・有原の2人だけだった。東浜は初回に、打球が左太ももに直撃するアクシデントがあったが、その後も続投し、3回を投げ終えた。大事を取って降板した模様で、開幕には問題なさそう。また、有原は5回を65球で終える“省エネ”投球。東浜の43球を除けば最少球数で、持ち味を発揮した。

 また、無四死球で終えた5人のうち、巨人・菅野の9奪三振、DeNA・今永の8奪三振は特に目を引く内容。ストライクゾーンを中心に持ち球を確認し、本番に向けてエンジンをかけてきた表れかもしれない。

 一方、11安打を浴びた中日・大野雄も「失点はしましたが、ボール自体はしっかり投げられているので、問題はないかなと思います」とコメント。現状を確認できたことで結果ほどに悲観はしておらず、本番が楽しみだ。

 待ちに待ったプロ野球は、来週ようやく開幕する。

 【19日の開幕カード=時間は全て18時開始】
巨人―阪神(東京ドーム)
ヤクルト―中日(神宮)
DeNA―広島(横浜)
西武―日本ハム(メットライフドーム)
オリックス―楽天(京セラドーム)
ソフトバンク―ロッテ(ペイペイドーム)

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