MLB、選手会に新たな開催案提示 “最大の争点”給与面で譲歩か

[ 2020年6月9日 05:31 ]

昨年3月28日にヤンキースタジアムで行われたヤンキース対オリオールズの開幕戦(AP)
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 大リーグ機構(MLB)が新たな開催案を選手会に提示したと8日(日本時間同日深夜)、複数の米メディアが伝えた。

 新案はレギュラーシーズン76試合制で日割り給与の50%を保証し、ポストシーズンまで完了すれば同75%を保証するというもの。また、今オフはFA選手獲得球団が旧所属球団にドラフト上位指名権を譲る制度が撤廃されるという。

 「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマン記者は自身のツイッターで新案に関して立て続けに投稿し「7月10日(同11日)頃に開幕」、「ポストシーズン(PS)は各リーグ8球団に拡大。勝率5割以下のチームにもチャンスがある」などと詳細を伝えた。

 新案は、MLBが以前に提案した82試合制&高年俸選手ほど減額される案や、日割り給与の100%を保証する50試合制案より最大19%ほど多く給与が支払われる選手がいるという。

 前日には今季開幕の目安とされていた7月上旬から8月に延期される観測も出ていたが、最大の争点だった給与面でMLBが譲歩の姿勢を見せたことで、一気に事態が進展するか注目が集まる。

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