ラグビー界に続け!!「#野球を止めるな2020」が話題 アピールの場を提供 球児に広がる支援の輪 

[ 2020年5月25日 05:45 ]

「♯野球を止めるな2020」プロジェクトを立ち上げた高橋塁氏
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 新型コロナウイルスの感染拡大により、第102回全国高校野球選手権大会が中止となる中、プレー動画にハッシュタグを付けてSNS上に投稿する「#野球を止めるな2020」プロジェクトが話題となっている。発起人で、プロスポーツトレーナーの高橋塁氏(42)がスポニチ本紙に電話取材で熱い思いを打ち明けた。

 全国15万人の球児たちが涙に暮れる今、野球を愛する男の一大プロジェクトが話題となっている。

 「スポーツの輪を広げていきましょうと。野球は誰もやっていなかったので、発信してみようと思いました」

 そう話すのは10年から6年間、DeNAのチームトレーナーを務めた高橋氏。ラグビー界でも選手動画に「#ラグビーを止めるな2020」のハッシュタグを付けて紹介するプロジェクトが進むが、その発起人で元日本代表FW、野沢武史氏から「ぜひやってください」という後押しもあり、今月中旬に「#野球を止めるな2020」プロジェクトを立ち上げた。

 20日に甲子園の中止が決まると、西武・松坂も各校のプレー動画をインターネット上に載せることを提案。さらに、DeNA・ラミレス監督からも「いいことをやっているね」と賛同のメッセージが届いた。自身も動画を視聴し「盛り上げようという人もいるし、少しでも輪が広がってほしい」とうなずく。

 現在、高橋氏は地元・香川や広島で社会人から小学生まで多岐にわたり、トレーニング法などを教えている。ここ数カ月は、オンラインでの指導が続くが、ラグビー界では早くも「自校の選手がトップリーガーに褒められて、モチベーションになっている」と各校の顧問から称賛の声が上がっているという。「野球も大学選手権、甲子園がなくなってアピールの場がない。プロのスカウトも動けず、難儀していると思う」と高橋氏。「プロジェクトを通じて、リツイートとか誰々から“いいね”をもらえれば、一人一人のモチベーションにつながる」と球児たちを思う気持ちは熱を帯びた。

 自身は高松北、香川大で白球を追い「何かしら野球に携わりたい」とトレーナーの道を歩んだ。いわば野球は人生の礎だ。それだけに「ちょっとでも前向きな野球の会話が増えてほしい。この取り組みで、一人でも大学や進学先が決まったらうれしい。いろいろな人がつながってほしいですね」と締めた。全国に活動の輪が広がることを願っている。 (花里 雄太)

 ◆高橋 塁(たかはし・るい)1978年(昭53)1月26日生まれ、香川県出身の42歳。高松北、香川大では野球部に所属した。香川大大学院を卒業後、理学療法士の資格を取得。四国アイランドリーグplusの香川を経て、10年から日本初となる独立リーグ経由のNPBトレーナーとして6年間、DeNAに在籍。現在は徳島大医学部博士課程で研究するプロスポーツトレーナー。国体ラグビーに出場する香川のトレーナーも務める。


 ▽「#ラグビーを止めるな2020」プロジェクト 選手らが動画にハッシュタグを付けて、ツイッターに投稿し、大学やトップリーグの関係者らに見てもらい、進路の開拓につなげる。仕掛け人は元日本代表FWの野沢武史氏。元日本代表主将の広瀬俊朗氏らがリツイートすることで、閲覧回数も数万回に達した動画もある。夏の甲子園中止に対し、西武・松坂も同プロジェクトを紹介し「ブルペン投球や打撃練習、紅白戦など各校のグラウンドでの取り組みを“インターネット上のグラウンド”で紹介することはできないでしょうか」と語った。

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