ソフトB ドラ1・佐藤 ホークス福岡移転後初の2桁盗塁に期待

[ 2020年5月6日 06:05 ]

2020ルーキー記録に挑戦(10)

ソフトバンクのドラフト1位・佐藤
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 昨秋のドラフト会議では107人が指名され、プロデビューを待ちわびている。ここでは「ルーキー記録に挑戦」と題し、各球団の注目ルーキーが挑む記録を12回にわたって掲載する。第10回はソフトバンク。

 JR西日本からドラフト1位で入団した佐藤外野手。近年、高卒中心に新人野手の補強を進めてきたソフトバンクにとっては、06年本多雄一(三菱重工名古屋)以来の社会人ルーキー野手になった(育成ドラフト除く)。当然、即戦力として期待されるが、オープン戦では19打数7安打の打率・368と評判通りの活躍。特に左腕に対し、打率・600と強さを見せつけた。さらに走っては5盗塁。牧原の4盗塁を抑えるチームトップと自慢の俊足も披露した。

 選手層の厚いチームで、いきなりの定位置奪取はたやすくないが、左腕との対戦時や守備、走塁では開幕直後から出番がありそうだ。50試合以上に出場すれば、チーム新人野手では06年松田宣(62試合)以来14年ぶりになる。また、チームの新人盗塁記録を調べると、福岡移転後の89年以降では92年浜名千広(当時ダイエー)の9が最多となっており、初の2桁到達にも期待が懸かる。なお、15年にトリプルスリーを達成した柳田でも新人だった11年は6試合で打率・000、0盗塁。先輩もぶつかったプロの壁に佐藤はどう立ち向かうか。

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