骨髄移植のため入院した北別府さんの代わりに愛妻がブログ更新「ご声援…心より感謝致します」

[ 2020年5月6日 14:43 ]

北別府学氏
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 広島のエースとして通算213勝を挙げ、1月20日に「成人T細胞白血病」を患い療養に入ることを公表した野球解説者・北別府学さん(62)のブログが6日に更新され、妻の広美さんが全国から寄せられた激励の言葉に感謝をつづった。

 北別府さんは息子がドナーとなる骨髄移植を4月半ばに受ける予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期に。その後は通院しながら自宅静養を続けていたが、前日5日に骨髄移植を受けるため入院したことをブログで報告した。ブログでは「明日から本格的に治療が始まります。移植がうまくいき、順調であれば来月中に退院できるでしょうか」「息子達に母さんを頼むなと伝えました。そして世の中のコロナ騒動が収まり皆様の日常が戻ることを心から願い私も頑張ってきます!!」などとつづり、連日のように続けてきたブログ更新については「この度は移植を伴う入院ですからどうなるか予想がつきません」と不安ものぞかせていた。

 それを受け、この日は妻の広美さんが夫の代わりにブログを更新。まずは「この度は北別府の再入院に際しまして皆様から多数の応援、ご声援をいただきました事を心より感謝致します。病床で主人が皆様の一言一言にどれほど励まされ力になっていることかと想像しております」と感謝の言葉をつづった。

 広美さんは3月から熱心に布マスクづくりを続けており、政府から1住所につき2枚配布される布マスクについても、不要な人から集めて困っている人へ届けたいとの思いから自宅住所をブログで明かして送ってもらう決意を夫婦で固めていたこともあった。最終的には同様の運動をしている人たちの存在を知って断念したが、広美さんはその後も布マスクづくりを続けてきた。

 「主人は皆様がコロナ禍で大変な思いをされている中、病気のために何も皆さんのためにできない事を残念に思っている旨を私たち家族に話をしておりました。布マスクを作り人様に使って頂いていたのは主人のそんな気持ちが少しでも形にできたらと言う思いでした」と明かした広美さん。「マスク作りは楽しみながらマイペースにやって参りましたが、とうとうミシン糸まで売り切れになってしまいました」とそれも行き詰ったことを報告した。

 夫の北別府さんは新型コロナ感染予防のため現在は「面会謝絶」になっているとしたが、「再開される面会までコロナウィルス対策は徹底するつもりでおります」と広美さん。「密となる手芸店に行く事を諦め、まだ大量に残っているマスク生地のキットを必要な方に貰っていただけないかと準備中です。ご希望される皆様とコンタクトを取る方法とマスクキットの写真を準備出来次第にアップさせて頂きます。皆様もどうかお体を大切になさってください」とブログを締めくくり、「北別府学(内)広美」と最後に記した。

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2020年5月6日のニュース