ソフトB・工藤監督 57歳誕生日に「Zoom」野球教室で熱血指導「素晴らしい誕生日になった」

[ 2020年5月6日 05:30 ]

オンライン取材を行う工藤監督(球団提供)
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 ソフトバンク・工藤公康監督(57)が5日、自身の誕生日にオンラインでファンと交流し、約2時間30分にわたって野球教室を開催した。ペイペイドームのブルペンで実演を交えながら熱血指導し、最後はファンから寄せられた質問にも答えた。その後は選手の自主練習を視察し、開幕に向け決意を新たにした。

 毎年笑顔の「こどもの日」。いい思い出が、また一つ増えた。57歳の誕生日を迎えた工藤監督。2015年の監督就任以来、昨年まで誕生日は5戦全勝で「毎年、選手のおかげで素晴らしい誕生日を迎えられていた」。今年は正午すぎぎに始まったオンライン野球教室で子供たちと喜びを分かち合った。

 テレビ会議アプリ「Zoom」で300人の子供ファンに向け、画面越しに語りかけた。バランスを整える体操や、基礎体力を鍛える運動を紹介。汗だくになりながらの熱血指導となった。

 「子供たちも親御さんも楽しそうにやっていた。子供たちからプレゼントももらって素晴らしい誕生日になった」

 メンコや発泡スチロールで作ったボールを使用したトレーニング法も披露。ファンからの質問も受け付け、中学生にカーブの投げ方についてアドバイスを送るシーンもあった。球団公式ツイッターでも配信。最後にはサプライズで祝福ビデオメッセージのプレゼントも贈られ「皆さんとともに、頑張っていきます」と感謝した。

 その後はペイペイドームで投手陣の自主練習を視察。「自主練習が1カ月続いて体をつくるのも大変だと思うけど、選手は元気に調整してくれている。本当にありがたい」と目を細めた。緊急事態宣言の延長が決まり、開幕がさらに先延ばしになる可能性もある中、チームは5月13日まで自主練習を継続する。指揮官は「まずはそこまで。(11日に)12球団代表者会議があって、もし変わったことがあればそれ以降は考える」と慎重に調整を進めるとした。

 新型コロナ対策として、自宅では半身浴で体調管理に努めている。「テレビでもやっていたけど体温が一度上がると、免疫能力も上がる。20~30分くらい入っている」と明かした。試合のないバースデーを過ごした工藤監督は「選手がグラウンドで思い切り体を動かして試合をするのを楽しみにしている」と開幕を待ちわびていた。

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