中日・石川昂、寮生のメリット活用!開幕1軍へ「STAY HOME」ならぬ「STAY 室内」

[ 2020年4月27日 05:30 ]

ボールを追い、ダッシュする石川昂
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 不要不急の外出自粛要請が続く中、中日・石川昂は寮生のメリットを最大限に活用している。新型コロナウイルス感染防止のため、日々の自主練習はグラウンド、室内練習場とも25分ずつと使用時間が限られているが、外出禁止の寮生だけは全選手の練習終了後、寮に隣接する室内練習場とトレーニングルームを午後10時まで使えるといい、打撃マシン相手にバットを振り続けている。

 「僕は毎日(室内などを)使っています。朝1時間(の練習)で、できなかった部分を補っています」

 この日は午前8時から同期の岡林と自主練習。1週間の活動休止を経て、練習を再開した際に守備練習で思ったように体が動かなかったことからグラウンドでは連日、ノックに時間を割き「ショートの方が脚を使う」と遊撃の位置で打球を処理した。

 春季キャンプ中の2月中旬に左肩腱板炎を発症し、目標とする開幕1軍に黄信号が灯ったが、コロナ禍でシーズン開幕は延期。「ケガが治って完全に(練習を)やれている状態。少なからずチャンスはある。今はそこを目指してやっています」と意欲十分だ。

 終息後、一番やりたい練習を聞かれ「外でバッティングがしたい」と即答。現在は屋外での打撃練習ができないため、自慢の長打力は発揮できない。ただ、室内練習場で他者との接触を避けマシン相手にバットを振り込むことは可能。黄金ルーキーは「STAY HOME」ならぬ「STAY 室内」で黄金週間を過ごし、球団の高卒新人では12年高橋以来の開幕1軍を狙う。(徳原 麗奈)

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2020年4月27日のニュース