西武ドラ5・柘植 極寒でも熱い開幕1軍猛デモ!高木の先制犠飛を演出

[ 2020年3月15日 05:30 ]

オープン戦   西武1―0ヤクルト ( 2020年3月14日    メットライフD )

<西・ヤ>2回、左前打を放つ柘植(撮影・尾崎 有希)
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 ♪今年、最初の雪の華を~。無観客、そして極寒のメットライフドームに中島美嘉が歌う「雪の華」が響き渡る。2回1死一、二塁。打席に入った西武のドラフト5位・柘植(Honda鈴鹿)は思った。

 「あっ“雪の華”だ。あれっ、外も雪が降っている」。静寂を支配する名曲に集中力は高まり、ヤクルト・小川の初球のカーブを左前に運んだ。1死満塁と好機を広げ、次打者・高木の決勝となる先制犠飛を演出した。

 「自分で(登場)曲を選べなかったので水口さんに選んでもらった。サプライズです」。この打席、開幕が20日なら実現しなかったかもしれない。「(練習中に)だんだん寒くなってきてメンバーを変更した。開幕が延期となり、若手にはいいチャンスと思った」と辻監督。所沢は前日の快晴から一転、気温1度で雪も降った。指揮官は試合前に急きょ先発オーダーを変更し、志願した山川以外は控えや2軍から呼び寄せた選手を起用した。

 柘植もオープン戦で初の先発マスクをかぶり、守っても開幕投手のニールを3回無失点に導くなど好リード。7回まで出場し、1―0の完封勝利に貢献した。春季キャンプから1軍メンバーに名を連ね、開幕ベンチ入りへ攻守でアピールし、辻監督も「柘植は実戦向き」と高く評価した。

 2打席目は井上陽水が歌う「少年時代」。第3打席は再び「雪の華」。驚きは続いたが柘植は言った。「緊張したが、いい経験ができた」。外の雪を見ながら少し得意げだった。 (大木 穂高)

 ◆柘植 世那(つげ・せな)1997年(平9)6月3日生まれ、群馬県高崎市出身の22歳。小学1年から野球を始め、高崎健康福祉大高崎では1年秋から正捕手で14年夏、15年春夏に甲子園出場。Honda鈴鹿では17年から3年連続都市対抗に出場。二塁送球タイム1秒8台の強肩が武器。1メートル74、83キロ。右投げ右打ち。

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