エンゼルス・大谷、キャンプ中断も二刀流復帰プラン継続 球団GMが明言

[ 2020年3月15日 02:30 ]

ブルペンで投球練習するエンゼルス・大谷
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 大リーグ機構(MLB)は13日(日本時間14日)、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、アリゾナ州とフロリダ州で実施していたキャンプを中断すると発表した。異例の事態が続く中で、エンゼルスのビリー・エプラーGM(44)は、5月中旬の二刀流復帰を目指す大谷翔平投手(25)の投手としてのリハビリを継続させる方針を示した。

 ファンが消えたアリゾナ、フロリダ両州のキャンプ地で、閑散とした雰囲気の中で各球団が対応に追われた。オープン戦の中止と、シーズン開幕の最低2週間延期が発表されて一夜明け。MLBはアリゾナ州で選手会と話し合い、キャンプの中断を発表した。施設の立ち入りは選手ら関係者に制限され、ミーティング、施設の消毒作業などが進められた。

 各球団のGMらは電話会見を行い、エンゼルスのエプラーGMも同様の形で日米メディアの取材に対応した。選手とは個々に連絡を取り、キャンプ地残留、帰宅、本拠地での調整という3つの選択肢を検討させている最中。ただ、18年秋の右肘じん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)から投打二刀流で復活を目指す大谷については「投手復帰に向けた投球プログラムは継続して行う。シャットダウン(中断)することはない」と明言した。

 大谷は11日には今キャンプで6度目のブルペン投球を行い、変化球を交えて59球を投げた。今後に向け、エプラーGMは「打者に対して投げることもできる」と説明。当初、復帰までの調整の場にする予定だったマイナーリーグも開幕が延期になったため、現時点では実戦形式の打撃練習や紅白戦などを活用することになりそうだ。場所がキャンプ地のアリゾナ州テンピか本拠地アナハイムかは明かされなかったが、エ軍はテンピに一定数のスタッフを残すという。

 AP通信によると、5月まで開幕できず、162試合のレギュラーシーズンを短縮する必要があると懸念する球団も出ているという。MLBと選手会の協議では9月27日(日本時間28日)の最終戦を後ろにずらす案も浮上している。かつてないシーズンに向け、大谷は着実に歩を進める。(テンピ・柳原 直之)

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