マリナーズ・イチロー氏 ガチ始球式“予行” 実戦形式で快投4k!「どうせなら」最速記録にも色気

[ 2020年2月23日 02:30 ]

打撃投手を務めるイチロー氏
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 マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏(46)が21日(日本時間22日)、打撃投手として快投を演じた。実戦形式の練習に登板し、打者延べ20人と対戦し4三振を奪った。3月26日(同27日)の開幕・レンジャーズ戦で始球式を務めることが決まっており、始球式最速記録にも色気を見せた。

 一塁に走者を置き、守備面を重視した実戦形式の練習でイチロー氏が投げた。マウンドより3メートル前、打撃投手が普段投げる約15メートルの距離から直球を投げるとコーチ陣からは「95マイル(約153キロ)!」とはやす声も飛んだ。「守備の練習なので前に飛ばさせないといけない。だから8割」と全開ではなかったが、若手選手らは直球に差し込まれ、変化球にバットは空を切った。首脳陣からは試合に近い形で投げてほしいと要望され、直球、ツーシーム、スライダー、カーブの4球種を駆使した。その全球種で1つずつ、計4奪三振。「楽しいね。笑わないようにした。バッターなら腹立つからね」と現役時代の血が騒ぎ立つようだった。

 対戦した若手も興奮。19歳の有望株ロドリゲスは「素晴らしい体験だった」と素直に喜んだ。約30分間投げたイチロー氏は「もう1回ぐらいやるんじゃない」と次回が待ち遠しそうだった。3月26日(日本時間27日)に本拠地で、開幕・レンジャーズ戦の始球式を務めることが前日に発表された。「どのぐらい準備できるか」と全力投球を既に検討している。マーリンズ時代の15年10月にフィリーズ戦で登板した際は、最速89マイル(約143キロ)だった。ただこの時はブルペンで準備することなく、ベンチから直接マウンドに上がった“ぶっつけ”投球でもあった。

 球団幹部はスピードガン計測する可能性を示唆する。「面白そうだねぇ。どうせならねぇ」と始球式最速記録樹立へも色気を隠さず。野球人としての本能は全く衰えていない。(米アリゾナ州・ピオリア 笹田幸嗣通信員)

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