ソフトB・高橋礼「パルクール」トレで初完投狙う「結果を出さないと蹴落とされる」

[ 2020年1月26日 05:30 ]

ファンの前で投球フォームを見せる高橋礼(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンク・高橋礼が、「軍事訓練」で完投ボディーをつくり上げた。昨季パ新人王のサブマリンは、フランスの軍事訓練から派生した「パルクール」のトレーニングを続けたことで体力アップ、体幹強化に成功したと明かした。

 「投球の量よりフォームの質を上げたかった。不安定な状況下で安定した動きを続け、長いイニングを投げる上でスムーズになっている。球自体に影響が出ていますね」

 今月6日から24日まで、同学年のオリックス・山岡ら12人で広島県内で合同自主トレを敢行。そこで「パルクール」トレに初挑戦した。専属トレーナー指導の下、約30センチ上の棒に乗ってジャンプ、スクワット、回転などを繰り返す。移動動作で人が持つ本来の身体能力を引き出し、限界を超えるパフォーマンスを目指す狙いがある。

 この日は同僚の明石とともに福岡市内でトークショーに登場した。2年目の昨季は12勝6敗、防御率3・34と活躍し、昨秋のプレミア12にも出場した。一方で自己最長は8回とあり、プロ初完投を目標に掲げ「タイトル(新人王)を獲れて去年はうれしかったけど、今季は結果を出さないと蹴落とされる。違った自分を見せられたら」と新たな進化を誓った。

 ▽パルクール 起源は第1、第2次世界大戦中のフランスの軍隊訓練。歩く、走る、跳ぶ、這(は)う、登る、バランスを取る、投げる、持ち上げる、自衛する、泳ぐ、の10種の基礎運動を通じて心身を鍛える運動方法。スポーツとしては障害物を越えながらタイムを競う「スピードラン」、障害物を利用して自由に演技する「フリースタイル」などがある。
 

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2020年1月26日のニュース