広島・菊池涼「新たな気持ち」今季は5年ぶりの全試合出場目標&東京五輪出場も意欲

[ 2020年1月13日 05:30 ]

笑顔の広島・菊池涼(撮影・島崎忠彦)
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 広島・菊池涼介内野手(29)が12日、静岡市で自主トレを公開した。ポスティングシステムを利用してのメジャー移籍を断念してチーム残留を決断し、佐々岡新監督のもとで「新たなチャレンジ」としてリーグの覇権奪回を目指す2020年。リーダーの自覚がにじむ名手は全143試合に出場して勝利への貢献を誓う一方、東京五輪への参戦にも意欲を燃やした。

 表情や動きに覚悟が表れていた。新春の自主トレ舞台となる静岡・清水の庵原球場。菊池涼は、後輩の桑原や気心知れた仲間たちと一緒に汗を流した。45分間に及んだ内野ノックでは、軽快なフットワークでゴロを処理。仕上がりは上々だ。

 「気持ちを入れ替えて新年を迎えた。もうスッキリしている。新たな気持ちでまた頑張っていきたい」

 年末の喧騒(けんそう)が記憶に新しい。ポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指したものの、FA市場の動きが遅いこともあって断念。残留を決断し、新たに4年契約を結んだ。松田オーナーにはリーダーシップを発揮するよう求められた。

 「周りを見ていかないといけない立場だし、そういう期待に応えないといけない。会話をしながら引っ張っていけたら…と思う」

 佐々岡監督を迎え、V奪回を目指す今季。菊池涼自身、昨季の個人成績は「よくない」と認める。一方で、打席で制約がある2番を担い、黒子役に徹してきた自負もある。新体制で何番を任されるか未定だが、スタイルを変えるつもりはない。

 「チームのために何か貢献したい。バントや右打ちの追求。その根本は変わらない」

 打率や本塁打数には全く興味を示さず、個人目標には「優勝」の2文字を挙げる。3月で30歳。ただ一つ、15年以来途絶える全143試合出場には意欲を燃やす。リーダーとしての自覚だった。

 「全試合グラウンドに立たなきゃいけないと思う。30歳は未知の領域。そのためにもケアが大事になる」

 昨年11月のプレミア12では同僚の鈴木誠とともにベストナインに選ばれ、世界一に貢献。東京五輪でも期待は大きく「五輪は特別。しかも東京。(代表に)呼んでもらえるように、しっかりした成績を残さないといけない」と言葉に力を込める。

 心機一転。円熟期を迎えた名手が、忍者と形容される超人的な動きで新生・佐々岡カープと、侍ジャパンの勝利に貢献する。(江尾 卓也)

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