【2020年ドラフト候補】佐藤輝明 驚異的な飛距離誇る「糸井2世」

[ 2020年1月4日 05:30 ]

大学屈指の強打者の近大・佐藤輝明
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 大学球界屈指の強打者が見据えるのは最高峰の舞台だ。近大・佐藤は「野球をやっている以上はプロが一つの目標」と言い切った。

 才能は大学入学後、一気に花開いた。1年春から外野の定位置を奪うと2年夏には大学侍ジャパン入り。主に三塁で出場した同年秋のリーグ戦でMVPを獲得すると、その後の明治神宮大会・筑波大戦で逆方向の左翼に本塁打を放ち「大砲」の評価を不動にした。

 昨秋は打率.188に終わったが「打ち損じを減らそうとして、おかしくなっていった」と原因を分析済み。オリックス・吉田正らの動画を見て研究し考えを巡らせながら一人、「置きティー」で微調整する。「本塁打だけでなく、率も全てが高いレベルでないと通用しない」と謙虚に練習に取り組む。

 兵庫・仁川学院高は甲子園とは無縁で、入学当初はサッカー部入部も考えたほど。ただ「野球は大好き。遠くに球が飛んでいくのが気持ちいい」と飛距離の魅力に取りつかれ2年冬から本格的にウエートトレを始めた。週5回、約2時間のジム通いで65キロ程度だった体重は卒業時には30キロ増えていた。驚異的な飛距離の背景には、講道館杯優勝経験のある柔道家の父・博信さん(52)譲りの肉体と地道な努力があった。

 通算11本塁打で19本のリーグ記録更新も期待されるが「室内で打っても今ひとつ面白くないんですよね」と悩みを口にする。奈良県生駒市にある両翼100メートルのグラウンドの外野には高さ約14メートルの防球ネットがあるが、打撃練習でその上を行き右中間後方にある民家に届く打球を連発したことから打撃練習を禁止されている。現在、右中間に約30メートルの「佐藤ネット」の設置を申請中。規格外の男の成長力はとどまるところを知らない。

 ◆佐藤 輝明(さとう・てるあき)1999年(平11)3月13日生まれ、兵庫県西宮市出身の20歳。小1年から野球を始める。仁川学院では高校通算20本塁打も甲子園出場なし。近大では1年春からリーグ戦に出場し2年春から3季連続ベストナイン。50メートル走6秒0、遠投100メートル。1メートル87、92キロ。右投げ左打ち。

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