広島ドラ1森下、まずは「新人王」 自身の“未来予想図”明かす

[ 2020年1月4日 05:30 ]

青空を背にポーズを決める森下
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 広島のドラフト1位・森下暢仁投手(22=明大)は3日、1年目の目標に掲げる「新人王」をプロ野球人生の第一歩とした、未来予想図を明かした。

 「新人王を獲りたい。(基本的には)1年目にしか狙えない賞でもあるので、獲ってみたいです」

 受賞すれば、球団では2014年の大瀬良以来。思い描く成長曲線からすれば、即戦力としての活躍も通過点に過ぎない。

 「いろいろなタイトルがありますし、勝てる投手として最多勝とかを狙える投手になりたいです」

 かつて背番号18を背負った長谷川良平、佐々岡真司(現監督)、前田健太(現ドジャース)は、いずれも最多勝に輝いた。栄光の番号を託されたのは、かつてのエースと同様の活躍を期待されるからこそだ。順調に階段を上れば、もう一つの目標も自然とかなうはずだ。

 「侍ジャパンに入ってみたいな……という思いはあります。WBCを熱心に見たりしていたわけではないけど、球界を代表する投手になれれば、侍は視野に入ってくると思う」

 侍ジャパンには、高校、大学と世代別で選出されてきた。昨年8月には大学日本代表の一員としてU18ワールドカップに出場した高校日本代表の壮行試合に登板。昨秋ドラフトで4球団が競合したロッテの同1位・佐々木朗とともに先発した。ヤクルトの同1位・奥川を加えた“BIG3”として比較されるが、対抗心はまるでない。

 「全く意識していないです。あれだけ速い球を投げて注目もされている。佐々木君は佐々木君なので」

 誰にも惑わされることなく我が道を行く。森下の潜在能力を考えれば、現実的……とも言えなくない未来予想図である。(河合 洋介)

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2020年1月4日のニュース