阪神 ドラ1・西純矢、2020年「開幕1軍」の誓い「勝負してやっていきたい」

[ 2020年1月3日 05:30 ]

青空の下、キャッチボールで汗を流す西純(撮影・椎名 航)
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 阪神のドラフト1位・西純矢投手(18=創志学園)が2日、岡山市内にある同校の室内練習場で自主トレを公開。新年の誓いとして「開幕1軍」を掲げた。

 「年を越して初めての練習で自分が思っていた以上に体が動いていたのでよかった。今年は開幕1軍を目指してやっていきます。1年目なので慣れないこともあると思うのですが、それを言い訳にせずに1軍でどれだけ投げられるのか、勝負してやっていきたい」

 色紙に力強く決意を記した。新人合同自主トレも迫り、「プロになるんだ」の自覚と責任も芽生えてきた。目標設定も具体的な数字を出した。「自分にもプレッシャーが掛かってくるので言いました」と覚悟は決まっている。昨夏から体重も5キロ増量して現在は91キロ。より力強い球を投じるために体作りにも余念がない。年末は無休でトレーニングを遂行し、時間を見つけてはチューブトレーニングで肩、肘の強化にも努め、着々と準備している。

 この日はキャッチボールで肩を温めると早速ブルペンで30球の立ち投げ。室内では打撃練習で精力的に汗を流した。“二刀流”でチームの勝利に貢献することを約束した。

 「ピッチャーだからバッティングができないというのは違うと思うので、できることは精いっぱいやりたい。打撃練習もして、貢献できたらチームも助かると思いますし、自分も助かると思うので」

 昨年出場したUー18W杯では12打数6安打(・500)で、2本塁打を放つなどバットでも片りんを見せた。憧れの前田健太(ドジャース)や遠縁にあたる西勇輝も打力も武器となっているだけに、先輩たちの背中を追っていく意気込む。思い描く一流投手を目指し、西純のプロ1年目が明けた。(長谷川 凡記)

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