オリックス・西村監督 逆襲キーマンに田嶋を指名「出てきてもらえたら」

[ 2020年1月3日 05:30 ]

オリックス・田嶋
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 最下位からの逆襲へ、先発3本柱の確立を目指す。オリックス・西村監督が、山岡&山本のダブルエースに続くキーマンとして、3年目左腕の田嶋を指名した。

 「悔しい思いをしたのは田嶋でしょう。持っているものは素晴らしいので、出てきてもらえたら、というのはありますね」

 田嶋は2年目の昨年6月に左肘痛から復帰し、10試合で3勝4敗、防御率3・44。結果は残せなかったが、代名詞のクロスファイアは一級品で、高い能力の一端を示してきた。

 6人制を敷く見込みの開幕ローテーション構想について、西村監督は「山岡と山本が中心になってやってもらう。この2人以外は横一線」と説明。昨季勝率第1位投手に輝いた山岡、最優秀防御率のタイトルを獲得した山本は当確で、残り4枠が競争。台湾代表としてプレミア12で最優秀先発投手など投手3冠に輝いた張奕チョウヤク、榊原、K―鈴木、荒西と若手右腕が候補。左腕アルバースは腰部に不安を抱えているだけに、田嶋が先発ローテに定着すれば、戦略の幅が広がる意味合いからも重要戦力となりそうだ。

 「開幕投手は自分の頭の中にはある。自覚を持たせるためにも早めに伝える方がいい」。最有力候補に挙がる山岡、山本の二枚看板に、将来の左腕エース候補が続く。(湯澤 涼)

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2020年1月3日のニュース