ロッテ安田、30発目指す プエルトリコWL打率・349 好調秘けつは「レゲトン」

[ 2019年12月21日 05:30 ]

現状維持の1300万円で契約を更改したロッテ・安田
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 ロッテ・安田は「レゲトン効果」で球団の30発指令に応える。ZOZOマリンでの契約更改では現状維持の1300万円で合意。1軍定着を狙う勝負の3年目へ、自身に高いノルマを課した。

 「球団からは“ホームラン30本を目指せ!”と言われました。本塁打はこだわりもありますし、そこを目指してやっていきたい」

 今季はじっくり育成する球団方針もあり1軍出場はなかったが、イースタン・リーグでは19本塁打、82打点の2冠を獲得した。プエルトリコのウインターリーグでは15試合で打率・349、9打点。シーズン途中に帰国したため規定打席には未到達ながら、現在同リーグで打率3割台は7人しかいない。また、本塁打は出なかったが、外国人投手特有の動くボールに対応し「いい打球もあった」と手応えをつかんだ。

 要因の一つはプエルトリコ発祥の音楽だ。「向こうのロッカーではレゲトンという音楽を爆音でかけ、試合前に盛り上がる。自分は試合前、音楽を聴く習慣はなかったけど、楽しかった」。ZOZOマリンのロッカーでは「迷惑」と控えるが、イヤホンを使ったモチベーション向上には「検討します」とニヤリと笑った。

 球団の日本人選手で30本塁打を達成すれば86年の落合博満以来、34年ぶりとなる。同学年のヤクルト・村上は2年目で36本塁打を放ったが「刺激は受けるけど、意識はしない。タイトルは考えず、1軍に居続けたい」と安田。権利の残る新人王は、目標をクリアすればついてくるはずだ。 (福浦 健太郎)

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2019年12月21日のニュース