阪神 高橋遥人 故障防止へ継続的な投球「毎日投げる中でも、ブルペンに入る回数も考えてやってきたい」

[ 2019年12月18日 05:30 ]

キャッチボールを行う高橋遥 (撮影・成瀬 徹)      
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 阪神・高橋遥人投手(24)が故障防止へ向けてオフの継続的な投球を誓った。「節目の年は毎回故障に悩まされてきたので、その経験と反省を生かしていきたい」。フル回転の翌年は疲労を考慮する余りノースロー期間を設けすぎたことで逆に急激なペースアップで故障した過去を持ち、適度な負荷での定期的な投球練習を思い描いた。

 「投げたいのを抑えながらやっていきたい。毎日投げる中でも、ブルペンに入る回数も考えてやってきたい」

 オフに突入した後もキャッチボールを日課として欠かさず、週2回程度のブルペン入りも継続。シーズン中に中6日で先発する際の調整とほぼ同じペースで、毎回100程度を投げてきた。

 苦い経験を繰り返すわけにはいかない。高校から大学へ進学した直後は毎日の厳しい練習で肘を故障。プロ1年目だった昨季も4月から先発陣の一角を担いながら、6月中旬に左肩痛で離脱した。

 今季は5月から先発陣に加わり、19試合で3勝9敗。疲労の回復だけでなく、肩肘の状態を必要以上に落とさないこともオフの課題として自覚した。「開幕ローテーションに入って1軍で1年間投げたい。練習できる環境もあるので退寮もしない」。退寮を許される大卒2年目を終えても虎風荘に残る理由がある。(長谷川 凡記)

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2019年12月18日のニュース