阪神 韓国打点王サンズと合意目前「結構、守備も良さそう」

[ 2019年12月18日 05:30 ]

メジャー時代のジェリー・サンズ(ゲッティ=共同)
Photo By ゲッティ=共同

 阪神が来季3人目の外国人打者としてジェリー・サンズ外野手(32=韓国キウム)と合意目前に達していることが分かった。谷本修球団本部長が17日に「最終局面。もう少し時間はかかると思いますけど…」と認めた。

 サンズは今季韓国リーグで139試合、打率・305、28本塁打、113打点をマークし、打点王のタイトルを獲得した右の強打者だ。メジャー通算156試合、打率・238、10本塁打、57打点ながら、マイナー通算180本塁打の実績も持ち、「結構、守備も良さそうです。(巨人が獲得した)サンチェスも打っているみたいで今季も5打数3安打かな」と期待を寄せた。

 超強力オーダーの形成も見えてくる。サンズは外野手で、一塁手のボーア、一、三塁手のマルテと同時起用が可能。「基本は(野手)2、(投手)2でしょうけど、いろんなバリエーションもありえるかなと。想定はしています」。交渉は順調で、近日中に正式合意する見込みだ。
(惟任 貴信)

 ◆ジェリー・サンズ 1987年9月28日生まれ。米ニューヨーク州出身の32歳。08年のドラフト25巡目(全体757位)でドジャース入団。11年4月にメジャーデビューし、レイズ、インディアンス、ホワイトソックスの4球団で156試合、10本塁打、57打点、打率・238。18年8月に韓国ネクセン(現キウム)入り。今季は113打点で打点王。1メートル93、105キロ。右投げ右打ち。

 ○…外国人野手3人の同時出場が可能となった02年以降、阪神で先発に3人の助っ人野手が並んだのは、15年9月28日巨人戦、同29日DeNA戦(ともに甲子園)、10月2日ヤクルト戦(神宮)の3試合のみ。いずれもマートン(三番左翼)、ゴメス(4番一塁)、ペレス(6番右翼)が先発した。特に29日のDeNA戦はメッセンジャーが先発投手で、規定(投手、野手合計4人で、2人ずつあるいはどちらか3人、1人)いっぱいのオーダーだった。

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