筒香 背番号はDeNAと同じ「25」 デストラーデ氏も太鼓判「完璧な2番打者」

[ 2019年12月18日 02:30 ]

背番号が古巣DeNAと同じ「25」に決まった筒香
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 レイズが16日(日本時間17日)、DeNAからポスティングシステムを利用した筒香嘉智外野手(28)の入団を発表した。背番号は今季までと同じ「25」。地元テレビ局でレイズ戦の解説を務める元西武のオレステス・デストラーデ氏(57)は「2番」で起用することを推奨した。

 「レイズ筒香」の誕生が正式発表されると、日本だけではなく米メディアも相次いで速報した。筒香はDeNAを通じ、メジャーリーガーとして初めてのコメントを発表した。

 「横浜DeNAベイスターズで育ててもらった10年間の成果をメジャーリーグで発揮できるよう、精いっぱい頑張ります」

 背番号は今季までDeNAでつけた「25」。契約は2年総額1200万ドル(約13億2000万円)で、地元紙タンパベイ・タイムズは1年目の年俸が500万ドル(約5億5000万円)、2年目が700万ドル(約7億7000万円)と伝えた。関係者によると出来高はないが、レイズのレギュラー野手では中堅手キーアマイヤーの1020万ドル(約11億2200万円)に次ぐ2番目の高額となった。

 地元テレビ局で9年間、レイズ戦の解説を務める元西武のデストラーデ氏は、日本での通算出塁率・382に注目する。「出塁率が高く、本塁打も打てる。完璧な2番打者だ」。守備位置は外野でなく、今季19本塁打の崔志万(チェジマン)を押しのけ、一塁手として最も出場機会が多くなると予想。レ軍OBでもある松井秀喜氏のように本塁打を狙わずに打点を稼ぐことを求め、「頭の良い筒香ならできる」と期待した。

 レ軍は昨季サイ・ヤング賞左腕スネル、三塁手ディアスら、筒香と同世代が主力を務める。「秋山、田辺、渡辺久、工藤、郭泰源(カクタイゲン)。出身が違っても同年代の仲間に恵まれたから私も西武で活躍できた。みんなで成長してワールドシリーズに進出できれば」。日本で本塁打王に3度輝いたスラッガーは自身の経験も踏まえ、筒香の活躍に太鼓判を押した。


 ◆オレステス・デストラーデ 1962年5月8日生まれ、キューバ出身の57歳。5歳の時に米国に亡命。フロリダ短期大学から81年ヤンキースに入団し、87年にメジャーデビュー。89年6月から92年まで西武でプレーし、90年から3年連続本塁打王。93年マーリンズに移籍し、95年西武に再入団した。現在は「FOX Sports Florida」の解説者。現役時代は1メートル93、100キロ。右投げ両打ち。

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2019年12月18日のニュース