楽天 松井 4年10憶円更改 来季先発へ再転向「27、28歳になってからでは遅いかなと」

[ 2019年12月18日 05:30 ]

公私共に大黒柱となる松井は提示額はこれくらいと背伸びしておどけてみせる(撮影・西尾 大助)
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 今季のパ・リーグで最多セーブに輝いた楽天の松井裕樹投手(24)が17日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、4年契約を結んだ。来季の年俸は1億4000万円増の2億5000万円プラス出来高払い。早ければ21年にも国内FA権を取得する左腕は来季、先発に再転向することを自ら発表。セーブ王が来季は先発としてチームを支える。

 早ければ21年にも国内FA権を取得する松井は4年10億円の長期契約に「FAを取っても楽天でやってほしいという誠意を感じた」と笑顔だった。だが、それ以上に喜びを感じたのが先発転向だ。松井は来季から担う新たな役割について、自ら口を開いた。

 「来シーズンは先発をやります。先発に戻りたいと思っていた。27、28歳になってからでは遅いかなと思った。今のスタイルで投げ続けていくことは想像できなかった」

 今季38セーブで自身初のタイトルを獲得したが、セーブ王翌年に先発転向は異例のケースだ。チームは今季、則本昂や岸らに故障もあって、2桁勝利を挙げた投手はいなかった。安部井寛チーム統括本部長は「彼が先発をやった方が、チームにとってプラスになると思う」と説明した。

 昨季終盤に一時的に先発起用されたことはあったが、松井にとって本格的な先発は新人の14年以来となる。しっかりとした「青写真」も描く。今季は従来のスライダーを改良したカットボールを軸にしたが「いろいろな球を投げるチャンスがある。カーブや大きいスライダーを考えている」。来季は大きく曲がるスライダーとカーブの封印を解き、多彩な球種で緩急も使う。

 今オフもヤンキース・田中と合同自主トレを予定している。「田中さんは少ない球数で長いイニングを投げるのが得意。教わることは増えると思う」。現役日本投手最多の日米通算174勝を誇る右腕から先発投手としての極意を学ぶ。

 先発としても能力を発揮すれば、来年の東京五輪で侍ジャパンでの起用に弾力を生む。「いろんなことができる投手として東京五輪に呼んでもらえる可能性もある。左投手だし幅も広がる」と松井。セーブ王からエースへ。24歳左腕の可能性は無限に広がる。 (重光 晋太郎)

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