ロッテ、ドラ1佐々木“最速始動” 新人合同自主トレ石垣島でも開催

[ 2019年11月25日 06:15 ]

ロッテのドラフト1位・佐々木
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 ロッテがドラフト1位・佐々木朗希投手(18=大船渡)も参加する新人合同自主トレをキャンプ地・石垣島でも行うことが24日、分かった。井口資仁監督(44)が明かした。1月26日に現地に入り、同27日から始動する。気候の変化など環境に慣れさせることが目的で、08年からの石垣島キャンプ13年目で「最速始動」となる。

 底冷えの千葉を抜け出し、ひと足早く石垣島へ。井口監督は4球団競合の末、入団交渉権を獲得した163キロ右腕・佐々木を含めた新人の育成に球団初のプランを披露した。

 「ルーキーは先に石垣島に入ってもらい、向こうで合同自主トレをやってもらいます。慣れてもらいたい」

 08年から始まった石垣島キャンプは1月30日に移動し、31日に自主トレ日を設けてキャンプインの2月1日に備えるのが恒例だった。ただ、それではプロ入りしたばかりの新人たちにはせわしない。そこで1月26日に移動し、同27日から温暖な気候の石垣島で2次自主トレを始めることで、いち早く環境に慣れ肉体面も仕上がりやすくなる。

 世界に羽ばたく至宝がいるからこその対応でもある。球団は安全面を考慮し、1月の新人合同自主トレをロッテ浦和球場からZOZOマリンに変更。千葉での1次自主トレ期間中は提携を発表した順大医学部付属医院、同浦安病院と協力し、故障させず育成するための検査を行い、ブルペン入りは禁止となる。そしてこの石垣島への先乗り。球団側の本気度がうかがえる。

 佐々木にも朗報だ。年内は大船渡で自主トレを行い、来年1月は海風の強いZOZOマリンでの新人合同自主トレと寒さが敵となる。ブルペンも解禁される石垣島入りが早まることで、調整のペースアップは確実。井口監督はキャンプの1軍スタートを明言しており、第1クールから行われる実戦形式でのアピールも可能になる。

 井口監督は、「新人だけでなく、若手も希望者は行けるように手配している」と語った。佐々木に加え、2年目を迎える藤原らが参加すれば、1月から石垣島は熱くなりそうだ。

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2019年11月25日のニュース