日本ハム ガッツ鬼キャンプ予告!14年ぶり古巣、来春打撃再建へ清宮ら若手鍛える

[ 2019年10月11日 05:30 ]

就任会見後、栗山監督と握手で写真に収まる小笠原ヘッド兼打撃コーチ(右)(撮影・高橋茂夫)
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 前中日2軍監督で日本ハムにヘッド兼打撃コーチとして入閣した小笠原道大氏(45)が10日、札幌市内のホテルで就任会見に臨んだ。32本塁打、100打点の2冠でチームを日本一に導いた06年以来、実に14年ぶりの古巣復帰。来春の「地獄キャンプ」を予告し、同じ左打ちで将来性のある清宮ら若手の育成にも意欲を示した。

 多くの地元メディアが集結した就任会見。小笠原氏は柔和な顔で「ただいま、でよろしいでしょうか?」や「浦島太郎」と語って場をなごませたが、その後の取材対応では表情が一変した。使命はリーグ最少の93本塁打と長打力不足に終わった打線の再建と若手の育成。現役通算2120安打を放った和製大砲の言葉は熱を帯びた。

 「(来春キャンプは)ケガの可能性は出てくるけど、そのぐらいやらないと。その中で残れる強い人間が一年間を戦える。ピッチャーも野手も含めて」

 自身も現役時代はキャンプで強じんな体をつくり、一年を通して豪快なスイングを披露。いつしかヘルメットを飛ばす「フルスイング」が代名詞となった。レギュラーに定着してからも「痛い、かゆいを言っていたらすぐにレギュラーを獲られるんじゃないか、という不安がある」と常に危機感を持ち、泥くさく、愚直に練習を積み重ねて超一流選手にまで成長した。4年ぶりの優勝奪還に向けたスタートとなる来年2月の沖縄・名護キャンプではヘッドコーチとしてチーム全体に目を配り、猛練習を課す方針だ。

 チームには発展途上の若手が多い。同じ左打ちで高卒2年目も右手や右肘の故障もあって7本塁打に終わった清宮については「持ってるものはある。長所を伸ばしつつ、補わなければならないものもたくさんある。まずは体の強さが必要」と来春キャンプは練習で追い込む意向。来季に高卒2年目となる野村、万波ら将来の中軸候補も「強化指定選手」としてしごかれそうだ。

 97年の入団から10年間在籍した古巣に14年ぶりに復帰したことに「育ててもらったチームに戻れるうれしさがある」と感慨深げに語った小笠原氏は、今月下旬から始まる沖縄・国頭秋季キャンプで指導をスタートさせる。「地獄の春」に向けた予行演習と位置づけており「まずは見ることから始めたい」と、個々とコミュニケーションを取りながら能力の把握につとめる意向。自由な雰囲気の中でも妥協は許さない「鬼軍曹」が加わった。(山田 忠範)

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