大山 4番起用継続 矢野監督「勝負どころで打ってもらうことがうちのチームには必要」

[ 2019年10月3日 05:30 ]

打撃練習する大山 (撮影・奥 調)
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 出塁した近本を還すのは、この男の役割だ。レギュラーシーズン最終盤に4番に復帰した阪神・大山は2日の甲子園でのフリー打撃で昇り調子を証明するかのように快音を響かせると、決戦への闘志を短い言葉に詰め込んだ。

 「CSは経験とかではなく勝つか負けるかなので。自分のやるべきことをやりたい」

 「再現弾」で相手エース攻略を先導する。新人だった17年10月15日のCSファーストS第2戦で「5番・一塁」で先発し2―2の3回2死、DeNA・今永から左中間に一時勝ち越しとなるソロ本塁打を放っている。その左腕が今回は第1戦での先発が確実。レギュラーシーズン通算成績でも19打数8安打の打率・421と打ち込んでおり、今永の脳裏にもあの残像は焼き付いているに違いない。

 進化を続ける相手に今年は主砲という立場で襲いかかる。矢野監督はCSにおいても大山を継続して4番起用する考えを明らかにした。

 「そりゃいいところで(結果が)出始めたし、1回4番を離れて、4番を打つ気分も違ったものがあったと思う。(大山)悠輔に勝負どころで打ってもらうことがうちのチームには必要なこと」

 マルテが左足の張りで離脱後、ラスト3試合で4番を任され9月29日の中日戦でダメ押し2ラン、最終戦では決勝打を放った。マルテはこの日も別メニュー調整で出場の可否は不明。負けられない短期決戦でも24歳の若虎が打線のど真ん中に座ることが予想される。

 紆余曲折があったプロ3年目。猛虎の4番という重圧と戦ってきたこと自体が財産になっている。そして、その財産は、さらに重圧がかかる短期決戦でこそ、大きな力になるはずだ。(巻木 周平)

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