楽天 3位浮上 則本 圧巻の8回零封「ひとつ負けたら厳しい」

[ 2019年9月20日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天2―0ロッテ ( 2019年9月19日    ZOZOマリン )

松井からウイニングボールをもらう則本昂(撮影・長久保 豊)
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 7回を投げ終えた楽天・則本昂は、ベンチに戻ると伊藤投手チーフコーチから肘のコンディションについて問われた。球数はちょうど100球。状態に問題がないことを確認し合うと「もう1イニングいきます」と続投を志願した。8回は角中、田村、中村奨を3者凡退。8回112球を投げて散発3安打で二塁を踏ませない圧巻の投球で、チームを9月4日以来の3位浮上に導いた。

 「ひとつ負けたら厳しい。緊張はあったけど自分らしい投球ができた。総合的に(今季)一番良かった」

 CSを懸けてデッドヒートを繰り広げるロッテとの最後の直接対決。気合は入っていたが、気負いはなかった。3月に右肘の手術を受け、戦列に復帰したのは7月上旬だった。「投げる試合は全部勝つつもり」。復帰後はこれで4勝5敗。満足できる成績ではないが「とにかくできる範囲で一生懸命投げる」との一心でマウンドに上がっている。

 負けられない状況から、16日のオリックス戦から岸、美馬、則本昂でチームは3連勝と巻き返した。「岸さんと美馬さんで良い流れできたので、流れを切りたくなかった」と則本昂。ベンチから投球を見守った平石監督も「完璧な投球をしてくれると期待していた。さすがですね。言うことなしです」と最大級の賛辞を贈った。

 大一番に勝利したが、厳しい戦いは続く。残り6試合。優勝争いを繰り広げる西武戦は5試合、ソフトバンク戦が1試合残っている。「思い切って腹をくくって向かっていきたい」と指揮官。相手のモチベーションは高いが、勝利に懸ける思いは楽天も負けていない。(重光 晋太郎)

 〇…む打線も勝利への執念を見せた。初回2死一、二塁から主将の銀次が1ボールからのスライダーを中前に先制適時打。1―0の9回には島内が右中間への適時三塁打を放ち、勝負を決めた。エースを援護した銀次は「初回は平常心でいつも通り打席に入れた。一番気合が入っていたのはノリ(則本昂)だと思う。援護できて良かった」と笑顔だった。
 

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