阪神・糸井 登録抹消へ…チーム唯一の打率3割男がまさかの離脱 矢野阪神にさらなる試練

[ 2019年8月10日 16:00 ]

<神・広>2回2死一、三塁、打者・大山の場面で、糸井は二塁盗塁タッチアウトになり足を痛める(撮影・奥 調)
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 阪神・糸井嘉男外野手(38)が10日、出場選手登録を抹消されることが決まった。この日の試合前練習終了後、球団から発表された。前日9日の広島戦(京セラドーム)で負った「左足首の関節炎」が原因。打率・314を誇る打線の中心がまさかの離脱だ。

 糸井は前日、2回2死満塁からの右前適時打で3、4点目を叩き出した後、二盗を試みて滑り込んだ際に左足首を負傷。ベンチに引き下がるとそのまま大阪市内の病院に直行し、「左足首の関節炎」と診断された。10日以降の出場は状態を見て判断する方針だったが、一夜空けたこの日の状態が思わしくなく、登録抹消が決定した。

 得点力不足が4位低迷の一因であるチームにおいて、105試合中103試合に出場し、382打数120安打、リーグ3位の打率・314を記録。安打数はチームトップと、出色の働きを見せていた。そんな男が、クライマックス・シリーズ(CS)進出圏内まで6・5ゲーム差という状況で離脱。矢野阪神に、さらなる試練が訪れた。

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2019年8月10日のニュース