広島・大瀬良、感謝の9勝目 長崎出身“特別な日”に白星

[ 2019年8月10日 05:30 ]

セ・リーグ   広島11―5阪神 ( 2019年8月9日    京セラD )

5回、バックに声をかける大瀬良(撮影・大森 寛明)
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 広島・大瀬良が野手に感謝の9勝目をマークした。2回に5安打を集められて4点を先制されたが、逆転してもらった4回からの3イニングを3人ずつで片付けた。「2回は投げ急いでしまった。それ以降は1点もやらないつもりだったのでよかった」。7回の打席で代打を送られ、6回4失点で自身3連勝、プロ通算50勝とした。

 長崎県出身で、原爆が投下された8月9日は特別な日。午前11時02分は大阪から西を向いて黙とうした。テレビに流れる平和式典も見た。「(長崎に2年生までいた小学校では)臨時学校があって、平和学習をしました。当時の話や写真をみて子どもながらに戦争はいけないと学んだ。野球選手として、野球をやっている姿でなにかを伝えられたらいい」。過去2度の先発マウンドでは14年の阪神戦が4回4失点、17年の中日戦は5回2/3を7失点でいずれも敗戦投手。「野手の皆さんに勝たせてもらった勝利に感謝したい」。自身にとっても、チームにとっても大きな1勝だった。  

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2019年8月10日のニュース