広島メヒア逆転3ラン 逆方向へ弾丸4号「いつも狙っている」

[ 2019年8月10日 05:30 ]

セ・リーグ   広島11―5阪神 ( 2019年8月9日    京セラD )

4回2死一、三塁、メヒアは右越えに逆転3点本塁打を放つ
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 広島は9日の阪神戦に11―5で今季8度目の2桁得点大勝。4点劣勢の4回にアレハンドロ・メヒア内野手(26)の右越え4号3ランなどで逆転すると、終盤にも攻撃の手を緩めず突き放した。3回以降に立ち直った大瀬良は6回4失点で9勝目。勝った首位・巨人とは1・5ゲーム差のままながら、逆転4連覇へ向けて勢いは確実に増している。

 メヒアにはおあつらえ向きの配球だった。「いつも逆方向を狙っている。内角にはなかなか来ないから」と話すからだ。4点を追う4回に2点を返し、なおも2死一、三塁の好機。初球に内角を突かれた以外は外角直球が4球続き、高めに浮いた5球目を見逃さなかった。

 「手応えは完ぺきだった。コンパクトなスイングでも、力があるから(スタンドインする)自信があった」

 快音を発した打球は数秒後、敵地の右翼ポール際3階席へ吸い込まれた。4日の阪神戦で岩田から放って以来4試合ぶりの4号。阪神先発の左腕・高橋遙に大きなダメージを与え、チームを勢いづける逆転3ランだった。

 常に盟友・バティスタと生き残りを争う厳しい立場にある。ブルペン陣を支えたレグナルトが7月29日に登録抹消。本人の心身リフレッシュと、支配下登録したモンティージャを30日の巨人戦に先発させるための措置で、メヒアはドミニカの後輩左腕と入れ替わりで翌31日に昇格した。

 「自分は何も考えていない。チャンスがあるところで一生懸命に頑張るだけだから」

 以来、出場9試合で2発、打率・333、6打点。一方、バティスタも後半戦リーグ最多タイの8本塁打と譲らない。レグナルトは既に2軍戦で投げ、再登録も可能だが、高ヘッドコーチは「(打線の)厚みを考えたら、2人は外せないね」とし、当面は野手2、投手2で外国人枠を運用する方針を示した。

 3回まで完全に抑えられながら、円陣を組んだ4回に西川、菊池涼、バティスタの3連打で1点を返し、さらに重盗を絡めて逆転につなげた集中打。緒方監督は「1巡目は手こずったけど、打撃コーチが中途半端にならないよう指示を出してくれた。メヒアもよく打った」と目を細めた。

 「ポイントを前に置き、タイミングが取れている。チームを助けるプレーがしたい」

 首位・巨人が大逆転勝ちを収め、し烈を極める三つどもえの戦い。バティスタの影に隠れがちだったもう1人の大砲は、逆転4連覇を目指す正念場で大暴れを誓っている。(江尾 卓也)

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