阪神メッセが練習再開 早期1軍復帰へ意欲「できる限り早く戻りたい」

[ 2019年8月10日 05:30 ]

調整を終えて報道陣の質問に応えるメッセンジャー(撮影・北條 貴史)
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 阪神のランディ・メッセンジャー投手(37)が9日、米国での右肩の治療及びリハビリを経て鳴尾浜球場の2軍施設で練習を再開した。屋外でランニングやダッシュ、軽めのキャッチボールなどに取り組み、室内では肩周りのトレーニングに励むなど約3時間にわたって精力的に調整。8日に再来日したばかりでも、充実の表情で早期復帰への強い意気込みを示した。

 「すぐ戻れる。できる限り、早く戻りたい。もし可能であれば、すぐにでも(1軍に)上がりたい」

 7月10日の巨人戦で2回4失点で7敗目(3勝)を喫し、翌11日に出場選手登録を抹消。同13日にリハビリを開始後、米国での治療を希望して27日に一時帰国し、現地では心身ともにリフレッシュできた様子だ。

 「いい時間を過ごせた。体の状態を上げていくために必要な事、いい姿勢やいいポジションで体を動かせるかどうかに集中してやってきた」

 岩田が外れ、青柳も6試合連続で白星がないなど先発陣の台所事情は厳しい。逆転でのクライマックス・シリーズ進出へ救世主として期待される中、まずは2軍で登板を重ねて昇格の時期を探る方針。福原投手コーチは「それが一番だと思いますし、体の状態もあるので。投げられる状態まで持ってきて(ほしい)」と説明した。

 国内で“投げる”姿を披露するのは登録を外れてからは初めて。言葉だけでなく動きでも回復を示し、「自分ができることをやっていき、今の状況を何とかポジティブな方向に向かわせ、1軍に戻ってすぐに投げられるように準備していきたい」と誓った。 (吉仲 博幸)

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2019年8月10日のニュース