巨人・坂本6年ぶり満弾!天性の内角打ち復活 155キロを左翼席中段へ

[ 2019年7月5日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人5―3中日 ( 2019年7月4日    東京D )

2回2死満塁 満塁弾を放つ坂本勇 (撮影・白鳥 佳樹)
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 神様、ゴジラに並んだ!巨人・坂本勇人内野手(30)が4日、中日戦で2回に24号満塁本塁打を放った。13年以来6年ぶりのグランドスラムで、川上哲治、松井秀喜らに並ぶ球団歴代6位の通算6本目。完全復調した主将の一振りで、チームの5連勝につなげた。2位・広島とのゲーム差を今季最大の6に広げ、前半戦の首位ターンも確定。独走態勢を加速させる。

 重心を落とし、鋭く振り抜いた。0―0の2回2死満塁。坂本勇が剛腕ロメロに外角中心に攻められ、カウントは2―2。追い込まれながら内角高め155キロ直球に反応した。天性の内角打ちでバットを一閃(いっせん)。中日ファンの陣取る左翼席中段に突き刺す先制の24号グランドスラムだ。

 「自分のスイングをすることだけを考えて打席に入った。インサイドは意識していなかったけれど、うまく反応できた」と自賛の一発は6年ぶりの満塁弾。通算6本目で、球団では6位の川上哲治と松井秀喜に並んだ。

 「ゴジラ式」が豪快なアーチを生んだ。16年春季キャンプ。臨時コーチとして宮崎を訪れた松井氏からヤンキースで同僚だったジーターらを手本に“タメをつくるために重心を落とし、軸足に8~9割体重を残す”とコツを説かれた。「自分の感覚とは違ったので、凄く参考になった」。打撃フォーム改造のきっかけになり、同年の首位打者獲得につながった。

 松井氏の教えは現在も打撃のバロメーター。今季の交流戦、打率・183と調子を落とした。要因を「軸足でなかなかバッティングできていなかった」と自己分析。交流戦明けから、意識的に重心を落として打席に立った。「悪いなりにやるのが仕事」と自宅でも体を入念にケア。同一リーグとの対戦再開までの5日間で体調を整え、交流戦後5試合で18打数6安打、8打点、3本塁打と復調した。

 原監督も「外、外、外で、インサイドを1球で仕留める。“元・打者”としても素晴らしい」と絶賛。満塁アーチを通算8本放っている指揮官は「(抜くのは)時間の問題でございます。できれば、明日あたり」と連日の満塁弾を期待した。

 チームは4月19~21日の阪神戦以来となる同一カード3連勝。5連勝で前半戦の首位ターンを決めた。坂本勇は「投手も野手もカバーし合いながらいい位置にいれている。9連戦、あと6つ。一つでも多く勝てるように頑張ります」。頼もしい主将が、アーチと勝利を量産する。(青森 正宣)

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