阪神・梅野、9回起死回生打「西さんを敗戦投手にするわけにはいかない」

[ 2019年6月1日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神1―2広島 ( 2019年6月1日    マツダ )

9回2死一、三塁、梅野は左前適時打を放ちガッツポーズ(撮影・坂田 高浩)
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 猛虎の勢いを土壇場で見せつけた。1点劣勢の9回、起死回生の快音を響かせたのは阪神・梅野だった。

 「好投の西さんを敗戦投手にするわけにはいかないという気持ちで打ちにいきました。自分が打てなかったら終わっていたので、集中して打席に入った」

 広島の守護神・中崎を攻め立てて作った2死一、三塁の好機で2球目のツーシームを捉えた。三遊間を抜ける左前への同点適時打。スイングでの強い遠心力の影響か、インパクトの瞬間、打席で跳び上がるような会心の当たりで、7回1失点と力投しながら降板した西の黒星も消した。

 諦めない姿勢でもぎ取った。この回、先頭の上本が左前へ運んで出塁。糸井、大山は凡退して万事休すと思いきや代打・高山が見逃せば間違いなくボールの内角高めの直球を強引に振り抜いて右前へ持っていき一、三塁として梅野につないだ。 意地があった。床田の前にチャンスをつくれぬまま8回まで無得点。自身は7回1死から右前打を放ったものの、得点には結びつかず。懸命のリードで好調の広島打線を抑え込んでいた西の好投に応えたい思いを“最後の打席”で体現した。

 「勝ちたかったんですが…。負けは負けと受け止めて(明日勝って)五分に戻せるようにしたい」

 延長11回でのサヨナラ負けの厳しい現実を受け止めながらも、次戦への決意もみなぎらせた。消えない闘志を前面に、背番号44はファイティングポーズを崩さない。(遠藤 礼)

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