阪神 救援陣燃えた零封リレー 8回の男ジョンソン16戦連続無失点「守ってくれるみんなと梅野に感謝」

[ 2019年5月8日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神3―1ヤクルト ( 2019年5月7日    神宮 )

好投のジョンソンと笑顔でハイタッチをかわす矢野監督(撮影・大森 寛明)
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 終盤までもつれ込んだ接戦をビシッと締めくくったのは猛虎が誇る最強の救援陣だ。1点リードの6回1死一塁の場面。秋山からバトンを受け取った2番手の島本が燃えた。雄平を内角直球で遊飛に仕留めると、村上には四球を与えたが、2安打を放っていた大引を右飛に封じ、ピンチを脱した。今や矢野阪神に欠かせぬ貴重な中継ぎ左腕はブルペン陣の総意を代弁した。

 「秋山さんがいいピッチングをしていた。絶対に勝ち星をつけたいと思いました。みんなが0で抑えているので自分もその流れに乗っていけています」

 次は藤川の出番だった。先頭の中村に四球を与えるなど計3四球で2死満塁のピンチを招いたものの、4番の山田を宝刀フォークで左飛に仕留めた。ジェフ・ウイリアムスが持つ球団記録の141ホールドに並んだが、自身の記録に無頓着なのが藤川という男だ。「ジェフはすごい。伝説のピッチャーだから。自分の事はどうでもいいよ。勝って良かった」。神宮の夜風を浴びながらさっそうと球場を走り去った。

 「8回の男」も盤石だった。ジョンソンだ。1死から村上をブレーキの鋭いカーブで、続く大引を外角低め147キロ直球で2者連続の見逃し三振斬りだ。2人ともまったく反応できない圧巻の決め球だった。16試合連続無失点の力投でも仲間への感謝を忘れない律儀な男だ。「守ってくれるみんなとリードしてくれる梅野に感謝したい。勝つ時に投げているので、疲れはないよ」とうなずいた。

 救援陣は3日のDeNA戦からのべ16投手で14回1/3無失点。タフな12連戦にあって頼もしい限りだ。島本投入のタイミングといい勝負手がズバリはまった矢野監督も揺るぎない信頼を寄せる。「これからどこかでジョンソンも点を取られることがあると思うけど、それは仕方がない。これだけやってくれている。ジョンソンを出して何かあった時はこっちの責任」。05年の『JFK』をしのぐ鉄壁のブルペン陣が今の進撃を支えている。(吉仲 博幸)

 ≪救援陣防御率リーグトップ≫阪神の救援陣は3日のDeNA戦から延べ16人が登板し、14回1/3を無失点。救援陣防御率は2・828で、ヤクルトの2・830を上回りリーグトップ。安定したブルペンがチームを支えている。

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