阪神・福留、記録づくめのサヨナラ弾!令和初&セ界最年長「最高に気持ちいい!」

[ 2019年5月6日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神7―5DeNA ( 2019年5月5日    甲子園 )

右越えにサヨナラ2点本塁打を放ち、歓喜のバンザイポーズでホームへ向かう福留 (撮影・成瀬 徹) 
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 役者が違う! 阪神の福留孝介外野手(42)が5日、DeNA戦の5―5の9回2死一塁で右越えにサヨナラ2ラン。セ・リーグ通算5万号のメモリアル弾は、リーグ最年長サヨナラ本塁打、さらには令和初サヨナラ弾となる記録づくめの一発となった。

 右手を突き上げ、人さし指でベンチを指した。一塁ベースを蹴ると2度、3度、雄叫びを上げる。42歳のリーグ最年長野手がまるで子どものように喜びを爆発させた。満員の観客を熱狂させたひと振り。シーソーゲームにケリを付けた。

 「最高に気持ちいいです! 投手が頑張ってくれていたし、若い選手もつないでくれた。感触はバッチリだったけど、この球場でこの風なんで。入ってくれて良かった」

 記録ずくめの一発がこれほど似合う男はいない。5―5の9回2死一塁、三嶋のカットボールを一閃(いっせん)。浜風をものともせず歓喜の右翼席に飛び込む3号2ランだ。自身4年ぶり5本目のサヨナラアーチは、セ・リーグ通算5万号となるメモリアル弾。リーグ最年長記録でもあり、さらに令和での12球団初サヨナラ弾ともなった。

 「こどもまつり」企画として行われたお立ち台でのキッズインタビューでは、子どもたちの初々しい質問に優しく答えた。ただ、1男1女を持つ家庭では今時珍しい厳格な父親だ。小学6年生の長男は、歌や絵が好きでクラシックバレーを習う、父と対照的な文化系だが、ケガをして泣いていると「男がそれぐらいでピー、ピーするな」と一喝したことも。愛情をたっぷり注ぎながらも厳しく育てている。そのルーツは自身の少年時代にある。

 鹿児島県大崎町で両親と男3人兄弟で育った。父・景文さんは昭和の九州男児らしい亭主関白。家族そろって食べる夕食では父の後ろのカベに竹刀が立てかけられており、子どもたちが行儀悪いことをすれば容赦なく“喝”が飛んできた。

 「オヤジのすぐ手元に電話機があるのに、鳴ったら“電話!”って台所にいる母親を呼ぶからね。そんな感じの家だった」

 令和ではあり得ないような家庭環境でも、福留の我慢強さやたくましさ、礼儀正しさは幼少期から培われてきたものだ。チームの窮地や、勝負どころで発揮する抜群の集中力とも無縁ではない。

 子どもの日に、2日連続となるお立ち台。頼れるお父さんのようなタテジマのヒーローの勇姿は、少年少女たちの記憶に深く刻まれたに違いない。(山添 晴治)

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