九国大、単独首位浮上 エース岩田が完全救援

[ 2019年5月5日 07:43 ]

 九州六大学野球は4日、3試合が行われ、九国大は西南大に3―2で勝ち、5勝2敗で単独首位に浮上した。1点リードの8回にピンチで登板したエースの岩田諒太投手(3年)が完全救援で試合を締めた。福岡大は北九大に16―4で快勝。ともに通算成績を4勝2敗とした。

 見事な火消しだった。1点リードの8回2死一、二塁で登板。岩田は最速147キロの直球を中心に後続を斬った。9回も簡単に3者凡退で試合を締めた。

 汚名返上だ。開幕の北九大戦で逆転満塁弾を浴びて以来の登板。「抑えないとやばいと思って投げた。真っすぐが走っていてカウントを取りやすかった」と振り返った。

 自由ケ丘時代にプロから注目され、大学でも1年春からリーグ戦で起用された右腕。しかし「ずっと痛かった」という右肩痛の影響で昨年は登板なし。それ以降、「ストレッチの大事さが分かった。風呂上がりに毎日してます」と念入りにケアをした。現在の状態は「やっと治ってきた感じ。もうちょっと状態は上げられる」と説明。伊藤健治監督も「まだ8割ぐらいでしょう。もっと凄い球投げますから」と期待した。

 きょう5日は負け数で並ぶ北九大と対戦。ブルペン待機が濃厚な岩田は「流れに乗って3連勝したい。全部勝って神宮に」と力強かった。

 <福岡大>8回に打者12人で9点を奪うなど19安打16得点と打線が爆発した。前日に4番で無安打に終わり、6番に降格した吉岡が初回に先制の左前2点打。「なかなか打てていなかったので、気持ちが楽になった」と、4安打5打点の大暴れ。この日は気分転換も兼ねてピンクのリストバンドを着用。「あしたもつけようかなと思う」と話した。

続きを表示

2019年5月5日のニュース