阪神わずか6安打…最下位転落 矢野監督「俺の責任」

[ 2019年4月22日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神0-3巨人 ( 2019年4月21日    甲子園 )

3連勝した巨人の前でがっくりの矢野監督(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 阪神は21日、平成最後の伝統の一戦に敗れた。先発の西勇輝投手(28)が7回2失点の力投も、打線が援護できず2試合連続の零敗。巨人戦は開幕6連敗となり、球団ワーストだった67年と87年の開幕7連敗に次ぐ屈辱となった。借金は今季最多6に膨らみ、初の単独最下位に沈んだ。矢野燿大監督(50)は「俺の責任」と話したが、「リベンジできる形をつくりたい」と令和に突入後に雪辱を誓った。

 今季最多4万6516人をのみ込んだ甲子園で屈辱的な光景が広がった。平成最後の「伝統の一戦」。天敵左腕・メルセデス、中川、クックの継投の前に打線はまたしても沈黙した。わずか6安打で2試合連続の零敗。巨人戦は開幕から泥沼の6連敗で、54イニングで一度もリードさえ奪えていない。本拠地で見せつけられた力の差。宿敵への思いを問われた矢野監督はすべての責任を負った。

 「それはもう、強く持って戦ってはいるし、その中で結果が出ないのは、監督としての俺の責任というのは大きいと思う。それをしっかり受け止めるしかできない」

 今季初めて梅野を5番に昇格させたが、新打順も機能しなかった。「それはもう、俺の責任だよ。打順も、だって、俺が決めているんだから。打ちにいく気持ちはしっかり持って、リュウ(梅野)自身もいったと思うし。それはしっかり受け止めながら」。グラウンドで戦うのは選手だが、その選手を束ねる指揮官として毅然(きぜん)とした態度で矢面に立った。

 白熱の投手戦は不運な形で先制点を奪われた。4回無死一塁から遊撃へ飛んだ打球は木浪が捕球する寸前にイレギュラー。二塁転送が遅れた(記録は野選)。二塁手の糸原はビヤヌエバと交錯する形で一塁へ送球。これが大きく逸れ、一塁ベンチへ飛び込んだ。「(ビヤヌエバが)手を広げているのがどういう判断なのか。妨害しているんじゃないかという感じもある」。不可解にもみえる判定に首をかしげたが、それ以上の言葉はグッとのみ込んだ。

 西のライトゴロ(3回)に始まったツキのなさ。不運も重なったが、指揮官は誰ひとり責めなかった。「まだ先は長い。いろんなことを、最善策を考えながら。(対巨人は)戦う気持ちが一番大事だと思う。それをしっかり持って、まだ残りがあるので、リベンジできる形をどんどん作っていけるようにしていくだけです」。試合後、甲子園に隣接する室内練習場から打球音がこだました。奮起を促す熱い思いが選手に届いている証しだった。 (吉仲 博幸)

 ▼阪神西(7回4安打2失点の好投も2敗目)不運とは思っていない。こういうゲームを続けていけば、いつか勝てると思う。

続きを表示

「稲村亜美」特集記事

「プロ野球 交流戦」特集記事

2019年4月22日のニュース