ダル3敗も収穫 チームメートの助言「怒れ!」で三振斬り

[ 2019年4月22日 02:30 ]

ナ・リーグ   カブス0―6ダイヤモンドバックス ( 2019年4月20日    シカゴ )

<カブス・ダイヤモンドバックス>5回3失点で3敗目を喫したダルビッシュ
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 カブスのダルビッシュ有投手(32)が本拠地でダイヤモンドバックス戦に先発し、5回5安打3失点で3敗目を喫した。相手エースのグリンキーとの投げ合いだったが、2回までに2本塁打など3失点するなど苦しい展開だった。

 ただ、今後につながる収穫もあった。4回の攻撃中、一塁手のリゾからベンチで「(マウンドで)怒れ。お前はマウンドで考えすぎている。こうしなきゃああしなきゃと。でも、俺たちバッターはお前と対戦するのが怖いんだ。シャーザーとかカーショーとかと一緒で、まずみんながお前のことを怖いと思うのを分かれ。お前がバンバンいけば、打てない。逆にお前がいろんなことを考えて後ろ向きだったら、俺らは打てるよと」と助言された。すると、5回、一発を浴びたエスコバルをカットボールで浅い左飛に打ち取ると、続くペラルタには変化球で追い込み、直球勝負を挑んだ。「まっすぐにめちゃくちゃ強いので、投げなくていいと言われたんですけど。まっすぐでチャレンジしたんねんこいつと、絶対三振を、と」。96マイル(約154キロ)の剛速球にペラルタのバットは動かない。4番・ジョーンズもスライダーで空振り三振。胸を張ってマウンドを降りた。

 日本ハム時代は天下無双のピッチングをしていたダルビッシュ。「昔はとにかく、エグい球投げよう。こういう握りで、こう投げたら、こんな変化するんじゃないかって、ずっと楽しんで、ブルペンの日もすごい楽しみやった」という。しかし、32歳になり、右肘のじん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)も経験し、身体も大きく変化。必ずしもイメージ通りに動かない。今季はキャンプから直球がきちんと投げられず、毎日投球フォームが気になって仕方がなかった。「昨年も痛めていた時は、まっすぐを投げるのがとにかく痛かったので、ちょっとビビっている感覚。引っ掛けたり、ミスをするから、たぶんなんかがある」。消化不良な内容だが3試合連続5イニング以上を投げたのはカブス移籍後初。特にこの2試合12回2/3を投げ15奪三振と、徐々にらしさが出始めている。

 「みんな絶対にアップダウンがある。今はダウンの時期。自分は今はダウンの時期で、良いと思っても、なんだかんだでパッとした結果が出ない。こういう時期をしっかり耐えて、いずれスーパーな記録を残せる日が来るのを信じてまた毎日やるしかない」。無双復活へ、怒り、相手打者だけに意識を集中する。(シカゴ・奥田秀樹通信員)

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