根尾 ギータ級 18歳超速スイングスピード164キロ超

[ 2019年2月26日 05:30 ]

ティー打撃で驚異のバットスピードを見せる根尾(撮影・椎名 航)
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 あっぱれ、ギータ級! 中日の根尾昂内野手(18)がスイングスピード測定で球団トップの102マイル(164・2キロ)を計測したことが25日、分かった。過去に163・6キロを計測したソフトバンクの柳田悠岐外野手(30)に匹敵する速さだ。 初めて2軍の全体練習に合流した根尾の顔は充実感に満ちていた。フリー打撃では44スイング中、柵越えはなかったものの安打性の当たりは10本だった。

 「しっかり振ることを意識している。ボールにしっかり強いインパクトを持っていけたら、強い打球が行く」

 球団関係者も思わず目を疑う数値を計測した。球団は今キャンプから全選手のスイングデータの収集を開始。バットのグリップに器具を装着し、ティー打撃の際にスイングの速度や軌道を調べる。

 根尾は前日24日の打撃練習で測定。10スイング中、1度だけだったもののスイングスピードで「102マイル」(164・2キロ)を叩き出した。94マイル(151・3キロ)の2位大島らを引き離し、ダントツ。100マイル超えはただ1人だった。

 同じ測定器ではないが、過去にテレビ番組の企画などで柳田は163・6キロ、DeNA・筒香は160・2キロ、西武・森は160・0を計測した。164・2キロは球界の名だたるスラッガーに匹敵、もしくはしのぐ速さだ。

 この日、DeNAとの練習試合に出場こそしなかったが、ベンチで観戦。「細かいプレーを1つ1つ見ることができ、良い勉強ができた」と振り返った。

 1軍はあす27日にキャンプを打ち上げる。しばらくは2軍調整が続くが、早ければ3月5日からの春季教育リーグ・オリックス戦での実戦デビューの可能性もある。与田監督は開幕1軍について「3月のオープン戦でしっかりフルイニングで何試合か出られるか」と条件を付けている。開幕1軍という狭き門を突破するため、まずは2軍でしっかり実戦経験を積む。

(徳原 麗奈)

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2019年2月26日のニュース