日本ハム 中田 3月上旬実戦復帰の見込み 栗山監督「思った通り進んでる」

[ 2019年2月26日 05:30 ]

屋外でフリー打撃をする中田(撮影・篠原岳夫)
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 日本ハムは25日、沖縄県国頭村で全体練習を行い、沖縄での2次キャンプを打ち上げた。アリゾナ1次キャンプ期間だった12日の韓国NCとの練習試合で左内転筋を肉離れし、以降はリハビリを続けていた中田翔内野手(29)は屋外でのフリー打撃を再開。頼れる主将は、早ければ3月上旬のオープン戦で実戦復帰する見込みだ。

 久しぶりに青空に放物線を描いてみせた。中田の打球は左翼後方の防球ネットを軽々と越え場外へ。春季キャンプの最終日に「復活」を強く予感させた。

 「(患部も)全然、大丈夫。(実戦出場のタイミングは)栗山監督やトレーナーと話して決めていきたい」

 これまでたまっていた鬱憤(うっぷん)を晴らすかのようにバットを振った。33スイングで柵越えは4本ながら場外弾も放つなど豪快な打棒は健在。順調なら3月上旬に実戦復帰する見込みで栗山監督も「思った通り進んでる」と目を細めた。

 今月1日にスタートしたアリゾナ1次キャンプでは序盤から腰痛と右肩違和感で別メニュー調整。11日に通常メニューに復帰し、翌12日の韓国NCとの練習試合(スコッツデール)に先発出場も、2回の1打席目に左前打を放った際に左内転筋を痛めて交代した。悔しさ、ふがいなさを感じながらも「焦っても仕方がない」と自らに言い聞かせて地道なリハビリを開 始した。

 満足に練習ができない分、沖縄に移動した14日以降は夜に後輩らを積極的に食事に誘った。18日は名護市内の焼き肉店に野手全員を招待し、食事代の数十万円を支払った。前日24日も横尾、石井と同市内の豚しゃぶ店に出掛け、野球談議に花を咲かせた。「みんなといろんな話ができたし思いも聞けた。シーズンでも食事の機会をつくりたい」と目を輝かせる。

 2年目の清宮、新加入の王柏融(ワンボーロン)、さらに近藤、大田らも打撃好調。中田は「俺が入らない方がいいかも」とおどける。打線の軸に主砲が復帰すれば破壊力抜群の打線が完成する。頼れる主将は、今年もグラウンド内外で圧倒的な存在感を示す。(山田 忠範)

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2019年2月26日のニュース