巨人・大竹「覚悟」の7時間練習 「地獄キャンプ」の地、伊東で自主トレ

[ 2019年1月20日 08:54 ]

伊東自主トレで強めのキャッチボールを行う巨人・大竹
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 巨人・大竹寛投手(35)が19日、静岡県伊東市で自主トレを行い、約7時間の練習で体を追い込んだ。ウオーキングを挟みながら、約30分間走り続ける過酷なダッシュ。強めのキャッチボールの後には、マウンドから捕手が立った状態で22球を投げ込んだ。

 「優勝に貢献できるように覚悟を持ってやりたい。このまま終われない」。ゴロ捕球から各塁へ送球する、実戦に近い練習も行った。昨季は2試合の登板で1勝にとどまり、決意のFA移籍6年目を迎える。

 球場こそ違うが、79年に同地で「地獄の伊東キャンプ」が行われた。「(巨人にとって)歴史がある場所だと知っていました。温かいし、ここで練習できるのは本当に良かったと思う。人も温かい」と感謝。温泉で体のケアができ、和室で入念なストレッチと体幹トレーニングをするため、2年連続で自主トレ先に選んだ。

 4年ぶりに復帰した原監督が率いていた13年オフに、広島からFA移籍。リーグ優勝は移籍1年目の14年が最後で「4年間遠ざかっている。どんな形でもいいから力になって、貢献したい。原監督を胴上げしたい」。午後からは「伊東ボディビルセンター」に場所を移し、約1時間みっちりウエイトトレーニングで体を鍛えた。

 公私で慕う内海がこのオフ、FAで加入した炭谷の人的補償で西武に移籍。チームに溶け込めるよう力添えしてくれた大切な先輩がチームを去り、「本当に助けていただいた。最初は気持ちの整理がつかなかった」という。今は「自分もやらないといけない気持ちが強い。内海さんと1軍で会って、頑張る姿を見せたい」という決意がある。(神田 佑)

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2019年1月20日のニュース