阪神・谷川を奮い立たせた矢野監督の言葉 開幕1軍逃し落胆も「必死さ思い出せた」

[ 2019年1月12日 08:45 ]

阪神・谷川(撮影・坂田 高浩)
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 指揮官の言葉に背筋を正された。昨春キャンプは途中から昇格したものの、開幕1軍を逃した。直後に2軍戦で先発。降格のショックから切り替えられない自分がいた。登板後、当時の矢野2軍監督に呼び出された。「気が入っていない投球に見えたぞ」。心のスキを見逃してくれない厳しい指摘で「本当にその通りだったので…。社会人で必死にやってプロに入って、そういう気持ちをもう一度、思い出せた」と前を向きなおせた。

 10月のフェニックスリーグ中にも再び声をかけられて部屋で1対1に。「おまえの持ち味はインコースをどんどん突いていくこと。そのスタイルでやっていっていいと思う」と今度は背中を押された。昨秋キャンプでは初日のベースランニングで左足首のじん帯を損傷してリタイア1号となり、逆襲を期す今季だ。「2度も直接言葉をかけてもらった。1軍で貢献することで矢野監督に成長を見せたいです」。欠かせぬピースとなって恩返しする。

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