広島・緒方監督 長野と“がばいタッグ”佐賀人の絆 V4へ「力最大限引き出す」

[ 2019年1月10日 05:30 ]

昨年5月、試合前に長野(左)と言葉を交わす緒方監督
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 「がばいタッグ」で4連覇だ。広島・緒方孝市監督(50)が9日、広島市南区の球団事務所を訪れ、巨人にFA移籍した丸佳浩外野手(29)の人的補償で獲得した長野久義外野手(34)に言及。同じ佐賀県出身の新戦力に対し、丸に代わって外野の一角を担うだけでなく、精神的支柱で昨季限りで引退した新井貴浩氏(41)に代わる役割も求めた。広島は3月29日の開幕戦(マツダ)で巨人と激突する。

 電撃的だった長野の獲得発表から2日。球団事務所に姿を見せた緒方監督は、新年のあいさつのため、松田元オーナーの部屋を訪ねた後、新たに加入する実力者について大きな期待感を示した。

 「優勝と日本一に向けて、彼の力は必要になる。期待は大きい。環境が変わる中で、彼の力を最大限引き出すことを考えたい」

 同じ佐賀県人。緒方監督の故郷鳥栖市と、長野の出身地・三養基(みやき)郡基山町は隣接しており「(互いの)実家も近い」という。発表があった7日は帰省中で、米ロサンゼルスで自主トレ中の長野から「“お世話になります”と連絡があった」と明かした。

 長野獲得の経緯も明かした。「数多くの若手が入っていた」という巨人から届いたプロテクト名簿。外れたベテランを指名するか、それでも若手を獲るか…。検討を重ね、戦力面だけでなくグラウンド外にも目を向け、球団は長野を選んだ。「最後は一任した」という指揮官もうなずく。

 「丸だけでなく新井も引退し、経験のある選手が抜けた。長野は実績や経験に加え、力も十分ある。若手にものが言えるし、年齢的にも一番いい。取り組みを見ても、いいイメージしかない」

 まさに絶賛の嵐。だからといって長野に定位置が確約されるわけではない。チーム内競争を前面に掲げ、リーグ3連覇に結びつけた緒方野球。巨人の看板選手であっても例外ではない。ポジションや打順は「まっさら」と強調し、こう続けた。

 「長野が入っても、競争意識を持ってやってもらう。キャンプで競争した中でポジション、打順を決める。力を見せてくれる選手を優先して使う」

 34歳の加入でラストピースが埋まり、4連覇と35年ぶりの日本一を目指す体制は整った。実績のあるベテランが融合し、王者はどう化学変化を起こすのか。2月1日のキャンプインが楽しみだ。 (江尾 卓也)

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