増井だけじゃない!オリ竹安を支えるもう1人の仲間

[ 2019年1月8日 11:00 ]

オリックスに入団した竹安(右)と球団職員の仁藤
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 7日にオリックスの青濤館で竹安大知投手の入団会見が行われた。会見では少し緊張気味だった表情も徐々に和らぎ、写真撮影で真新しいユニホームに袖を通すと、ようやく笑みも漏れた。「インコースにどんどん投げるのが持ち味なので、強気に攻めたい」。やる気に満ちた再出発。こちらにも熱が伝わってきて私もうれしくなった。

 竹安は昨年末の静岡県人会で取材して以来だ。増井の弟にあたる増井裕哉さんが、伊東商時代の恩師だったという不思議な縁。増井も「ぜひ頼ってほしい」とサポートを約束くれた。強力援軍!と本紙でも報じたが、実はもう1人、力強い仲間がいる。それがオリックスの球団職員である仁藤拓馬だ。

 静岡県の島田商では投手として活躍し、07年にオリックスに入団。実は静岡商の主将を務めた増井裕哉さんとは同学年のライバルで、静岡の代表を争った間柄だ。「当時の静岡商はスター選手が集まったようなチームだったんですが、新チームになった秋の大会で勝てたんですよ。あれはうれしかった」。仁藤はその試合で完投したが、夏の甲子園予選では対戦する前に敗退。一方の静岡商は32年ぶりに甲子園出場。2人が顔を合わせると、自然と当時の思い出話で花が咲くようだ。

 「裕哉くんは、チームを引っ張るリーダーシップがあって、そういう方が監督だったわけですから、竹安くんにとっては大きな財産だと思いますね。それに、静岡の色々な人から竹安をよろしくね、と言われるんですが、そういってもらえるのは竹安くんが愛されている選手だからだと感じます。うちのチームでも、絶対になじめますよ」

 入団会見を側で見守りつつ、当時を懐かしんだ。一方の竹安は、会見の当日にも裕哉さんに電話で連絡。「ケガをしないで頑張れよ」とエールをもらったという。仁藤と竹安。2人に裕哉さんという共通の縁があるという理由で2ショット写真をお願いしたら、どちらも二つ返事で引き受けてくれた。本当にナイスガイだ。

 仁藤は惜しまれつつも10年に現役引退。その後は球団スコアラーやマネジャーを務め、15年から広報部へ。我々の取材を助けてくれたり、選手のスケジュールを調整したり、本当に忙しそうだったが、仕事に手を抜かない責任感があった。今回オリックス担当に復帰した私が「若手選手を中心にしたコラムをスポニチのホームページでやりたいんだ」という話をしたら、「ぜひ、やってくださいよ!」と背中を押してくれた。1月からオリックスのコラム【次のスターはオリまっせ】をスタートできたのも実は彼の言葉も大きかった。

 この1月から事業本部事業企画部宣伝グループに異動。といっても広報時代と変わらず、現場で選手をサポートしつつ、SNSなどを使ってファンに発信する仕事で、「選手の良さを今まで以上に知ってもらいたいです」と熱い口調で語ってくれた。メディアと似たような仕事になるようだから、我々の仲間だと私は勝手に思っている。

 「竹安くんには本当に頑張ってほしい。背番号も阪神時代の42から半分の21に減って軽くなったので、高く羽ばたいてほしいですよね」。スマートでモデルのようなシルエットの仁藤だが、コメントまでスマートとは知らなかった。増井兄貴と同様、竹安には力強い援軍になる。(オリックス担当 鶴崎唯史)

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