広島・中村祐 左対策へ“薮田シンカー”「直球の感覚で投げられる」

[ 2018年1月31日 06:31 ]

ブルペン投球を行う中村祐
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 宮崎県日南市内で行われている先乗り合同自主トレに参加する広島・中村祐は、苦手の左打者対策として“薮田シンカー”習得を目指していることを明かした。

 「薮田さんのシンカーは、直球の感覚で投げられることもあって、こっちの方が自分に合ったので、使っていこうかと」。初登板から4戦3勝を挙げた一方、相手チームの研究が進むと白星は伸び悩み5勝に止まった。その要因の一つが、被打率・285と苦しんだ対左打者対策。ストレートとスライダーを軸とする投球スタイルが、左打者には通用しなかった。

 「左打者には、スライダーを待たれると、内のあたりを狙われてしまうので。去年の最後の方はどうしようかと苦しくなることもあった」。野村にはチェンアップを指導されたが、習得までには至らず。今後は薮田直伝のシンカーに磨きをかけていくことになる。

 先乗り合同自主トレの中で初めてブルペンでの試投も行い、感触も上々。「キャンプ中に使いこなせたらいいなと思います」。目標に掲げる開幕ローテ入りへ意欲満々だ。

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2018年1月31日のニュース