ロッテ井口監督“喫茶井口”開店へ 選手と監督の“壁”なくす

[ 2018年1月31日 06:23 ]

スローガンを手に笑顔を見せる井口監督
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 「純喫茶井口」オープンだ。ロッテの井口資仁新監督(43)は30日、キャンプ地・石垣島入りした。就任1年目は選手とのコミュニケーションを何より第一に考え、ZOZOマリンスタジアムの監督室で選手と「お茶」する計画を明かした。

 「監督の立場になってもぷらぷらと選手ロッカーに行きたいと思いますし、お茶でも飲みたかったら、監督室に来いと言う。監督室はずっと開けたままにするつもりですよ」

 1月中旬には千葉市内のホテルに泊まり込んでの「コーチ研修」を実施。620社との実績がある組織戦略コンサルタントを講師とし、育成方針の共通認識を高めるとともにコミュニケーションの基礎知識を学んだ。「言葉の力は大きい。伝える力は、野球の技術論の前に必要だと思います」と指揮官。選手だった昨季までも心がけたことだが、この研修により再認識した。

 破壊するのは部屋の「壁」だけではない。研修では(1)フロントと現場(2)コーチと選手(3)ポジション同士(4)コーチ同士(5)1軍と2軍の5つの「壁」を壊すことが確認された。1、2軍を分離しない一斉スタートを表明し、選手には「井口さん」と呼ばせる。この「お茶」もまた、井口イズムの体現とも言える。

 「一言一言を大事にコミニケーションを深めていきたい」。昨季は87敗の最下位と戦力は見劣るかもしれない。ただ、細い糸が絡み合い、結束すれば強固な綱になるはずだ。 (福浦 健太郎)

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2018年1月31日のニュース