ヤク首脳陣、青木復帰を大歓迎 小川監督「全てにおいて期待」

[ 2018年1月31日 05:32 ]

セレモニーで「てだこレディ」から花束を受け取る(左から)雄平、小川監督
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 青木宣親外野手(36=メッツからFA)の7年ぶりの復帰が決定的となったヤクルトの首脳陣が、歓迎の声を上げた。チームは30日、キャンプ地・沖縄入り。小川監督は正式な獲得発表前ながら「入団は決まるだろう」と表情を緩め、言葉を続けた。

 「精神的にも技術的にも、全てにおいて期待している。お手本となる選手。リーダーシップをWBCでも発揮した。今までなかったものだと思う」

 小川監督は青木の前回ヤクルト在籍時に1軍のコーチ、監督として計4年接したが、移籍後数年たって食事をした際「考え方がメジャーに行って大きく変わった」と成長を感じたという。昨年3月のWBCは侍ジャパン唯一のメジャーリーガーとして出場。小久保裕紀監督の信任を受け、主将を置かないチームの精神的支柱となった。毎試合、円陣でナインを引き締め、練習免除の日も自主参加して背中で引っ張った。宮本ヘッドコーチは「練習熱心。周りにいい影響がある。中心になってほしい」と話した。

 日米通算2058安打の実力者を首脳陣は中堅で起用する構想。外野はバレンティン、坂口、雄平らもおり層が厚い。小川監督は「(ポジションを)悩むのは事実。競争は変わりない」とチーム力の底上げを期待する。

 3年総額10億円の大型契約で、背番号は新人だった04年から6年間つけた「23」となる見込み。昨季最下位に沈んだチームを激変させる力を持つ男はキャンプには2月上旬に合流する予定で、宮本ヘッドコーチは「できたら早く来てほしい」と語った。 (細川 真里)

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2018年1月31日のニュース