阪神園芸 決戦の舞台整える「十分な状態で試合をしてもらえるように」

[ 2017年10月17日 16:14 ]

青空がのぞき、夕焼けも見える甲子園球場。グラウンドには白線が引かれた(17日午後4時54分撮影)
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 セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ、阪神―DeNAの最終第3戦が行われる甲子園球場は17日、午後には雨が上がり、阪神園芸のグラウンドキーパーが作業を行っている。

 当初、水たまりもあったが、吸水や新たな土・砂の入れ替えを行い、午後3時30分には整地の作業を終えた。

 阪神園芸甲子園施設部長の金沢健児さん(50)は「試合開始まで2時間ほどある。最高の状態にはできませんが、十分な状態で試合をしてもらえるようにします」と話した。

 金沢さんは「甲子園の土守(つちもり)」と呼ばれた藤本治一郎氏(故人)や戦前からグラウンド整備を行った米田長次氏(故人)ら、甲子園のグラウンドを守り続けた偉大な先人の魂を受け継ぐ。「土と会話しろ」と教えられてきたと言い、この日の土は「別に不満は言ってませんね」と上機嫌のようだ。

 甲子園では雨が降り続くなか行われた15日の第2戦でグラウンドが田んぼのようになった状態になった。16日は雨天中止になり、この日は正午過ぎまで雨が降っていた。

 予定通り、午後4時に開門となり、グラウンドを目にした観客の1人は「さすがは阪神園芸。きれいなグラウンドになっている」と話していた。

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