巨人を支えるベテラン村田の存在 143試合「いつでもいけるように」

[ 2017年4月23日 10:45 ]

<巨・広2>5回1死二、三塁代打の村田は3ランを打ちガッツポーズ
Photo By スポニチ

 15年目を迎えた巨人・村田は昨季、全143試合に出場し、打率・302、25本塁打、81打点をマークした。今年12月に37歳となるベテランはまだまだ元気だが、今季は新外国人のマギーが加入し、開幕からベンチスタートが続いている。

 今季18試合目となった22日の阪神戦(東京ドーム)では、不動の4番・阿部が疲労の蓄積を考慮され、スタメンから外れた。代わって4番に座ったのが村田だった。結果は4打数無安打。2三振を喫したが「普段は代打での出場なので、空気が違った。いろいろと考えながらやれたし、野球をやっている感じがあった。楽しくできた」と振り返った。

 12日の広島戦(東京ドーム)では2―7の5回1死二、三塁の場面で代打で登場し、ルーキー左腕・床田から今季1号となる左越え3ランを放った。昨年はチームの代打打率・171で12球団ワーストだったが、今季は村田、亀井、脇谷が代打に控え、4月22日現在で打率・333と高い数字をマークしている。村田ヘッドコーチは「場面によって使い分けができる3人がいるのは大きいし、何より今年は(村田)修一がいるのは終盤の戦いでは大きい」と証言する。

 シーズンは143試合の長丁場。今後も阿部が休養する試合もあるだろう。マギーが調子を崩すことも考えられる。そんな時に、すんなり4番を張れる打者がいるのは、心強い。「いつでもいけるように準備だけはしっかりやっている」と話す村田が、縁の下の力持ちとしてチームを支えている。(記者コラム・川島 毅洋)

続きを表示

2017年4月23日のニュース